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為せば成る
為せねば成らぬ 何事も
成らぬは
人の為さぬなりけり
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上杉鷹山
(1751~1822)
米沢藩の藩主
かつて、JFケネディが最も尊敬する日本人としてあげた人がだれだか、ご存じですか?
それは、今日ご紹介する上杉鷹山(うえずぎ・ようざん)です。
鷹山は17歳で米沢藩(山形県)の藩主となり、その後様々な改革によって、
貧窮していた藩を立て直した名君です。
鷹山は、並の藩主とは明らかに考え方が違いました。
まずもって藩主とは、藩と人民を私有する者ではなく、「民の父母」として尽くす使命がある、と考えていたのです。
この時代にこんな民主的な考えをもっているだけでも大したものです。
しかし、「民の夫母」になるといっても、それは決して民を甘やかすことではあ
りませんでした。
鷹山は「民の父母」としての根本方針を次の「三助」としたのです。
・ 自らが自らを助ける、すなわち「自助」
・ 近隣社会が互いに助け合う「互助」
・ 藩政府が手を貸す「扶助」
この方針によって様々な改革を行い、米沢藩は経済的に豊かになるだけでなく、人々の精神も豊かになっていきました。
すなわち、病人や障害者は近隣で面倒をみ、老人を敬い、飢饉のときには富裕
なものが、貧しい者を助ける、物質的にも精神的にも美しく豊かな共同体を作
り出すことができたのです。
さて、ケネディのような政治家でなくても、わたしたちも今日、この上杉鷹山
から学べることは多いと思います。
その1つは、今日挙げた鷹山の言葉。
為せば成る
為せねば成らぬ 何事も
成らぬは 人の為さぬなりけり
この言葉は、藩民に「自助」を説いた鷹山らしい言葉です。
どうすれば、行き詰まっている現状がよくなるのでしょうか?
はい、それは何かを為すことによってよくなるのです。
ただ現状を嘆いているだけではダメなのです。
黙ってみているだけでは、何も好転しません。
文句と愚痴ばかりでは、気が滅入るだけです。。
現状がよくないのは、為すべきことを為していないからだ、
だから実行することが大切だ、と鷹山は言うのです。
「為せば成る!」
現状を変えるために知恵を絞って、アイディアを出す。
そして、試してみる。
何度でも・・・。
そのうち、きっとよくなりますよ。
★「為せば成る!」で、まずやってみよう。