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マネ(真似)するのが上達の極意
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大リーグを代表する超一流のプレーヤーとなったイチロー選手の言葉を集めた本を読みました。
『未来をかえる イチロー262のNextメッセージ』です。
私が勇気づけられたイチロー選手の言葉をご紹介しましょう。
「ぼくには、特別でも何でもない、普通のことだったんですけど、みんなが、特別と思ってくれたことはおおきかったです」
2006年2月のWBCで世界一を獲得したときに、独特のリーダーシップで日本のプロ野球選手たちを引っ張っていきました。
練習のランニングで全力疾走をしたり、練習場にいちばんに到着して個人練習をしたり・・・
そんなイチロー選手に他の日本人選手は驚いていたようです。
ただ、イチロー選手は、ふだんから誰よりも早く球場に来て、個人練習をすることがよくあり、特別のことではありませんでした。
イチロー選手は、とかく特別だとか、天才だとか言われるのですが、本人はそう思っていません。
良い結果を出すために、なすべきことを自分で考えて、行動しているのです。
それは、彼にとって当たり前のことです。
常によい結果を求めて、人からさせられるのでなく、自分が納得いく準備や練習ををする。
それがランニングで全力疾走する。
練習場にいちばんに到着して個人練習をする。
という行動につながっているのではないかと思います。
そんなイチロー選手の意外な言葉・・・
「はじめは、何かになりきることから……ぼくも、いろいろマネしました。」
イチロー選手は、少年時代からあこがれの選手たちのマネ(真似)をどんどんしたそうです。
そうして自分の野球センスを磨き、上達していったのです。
常にわが道を行くかのような個性あふれるイチロー選手でさえ、人のマネをして自分らしさを築いていきました。
上達、向上するために、優れた人のマネするのは効率の良い学習方法です。
スポーツだけでなく、茶道や華道や書道など伝統的な文化でも、最初は師匠の手本から習う(真似)から始まります。
仕事でもそうです。
新人のときは、先輩の良い仕事ぶりに習うことで少しずつ習得していけます。
私たちも人のいいところをマネ(真似)しましょう。
いいところをマネしていると、どんどんよくなり、上達していきます。
そして、いいところが蓄積されて、自分らしい個性も発揮できるようになります。
人のいいところをマネ(真似)しよう。
悩んでいた問題が解決するかもしれませんよ。 (^.^)
出典:『未来をかえる イチロー262のNextメッセージ』(ぴあ株式会社)
他にもこんないい言葉がありました。
●「自分を大切にしてほしい。自分を大切にすれば、他人も大切にできる。」
2006年5月23日 シアトルの小学校で・・・