いい習慣

自分の言葉・口ぐせを変えれば人間関係は良くなる

友だち関係、親子関係、上司と部下の関係など、身近な人間関係に悩んでいる人、誰かとの人間関係を良くしたい人へのちょとしたヒントです。

人間関係を良くする3つの方法

人間関係を良くするには、3つの方法があります。

1、相手を変える。(超難しい)

2、自分を変える。(1よりカンタン)

3、相手も自分も両方変える。(難しい)

1つ目の「相手を変える」は至難のわざです。

特に相互に好意をもってないのなら、相手は自分の言うことを聞いてくれません。これはおすすめできません。

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自分の一部を変える

この中で最もカンタンで効果的、おすすめしたいのは、2つ目の「自分を変える」です。

人間関係は、相手と自分の両方でつくっていますから、自分の何かを変えれば、関係も変わります。

相手を変えるより、自分を変える方がカンタンです。

「自分を変える」といっても、自分のすべてを変えることはできません。

自分の何か一部を変えればいいのです。

自分に一部を変える方法は、たくさんあります。

自分の言葉を変える

その中でもカンタンで効果的なのは、自分の言葉を変えることです。

言葉だけ変えればいいのです。

言葉を変えるだけで、自分が変わり、相手との関係が変わっていきます。

誰でもいいので、まわりの人で人間関係のうまくいっている人を思い出してみてください。

うまくいっている人の口ぐせは、前向きでポジティブ。
感謝やねぎらいの言葉も多くありませんか?

うまくいかない人は、その逆。悪口や陰口を言うことがありませんか?

言葉には力があります。
マイナスの言葉には、マイナスの力が作用します。

プラスの言葉には、プラスの力が作用します。

たとえば、悪口は両者の間を関係に険悪にし、逆に誉め言葉は両者の関係を良好にするのです。

たとえば、子どもには、言葉の影響がはっきりと出てきます。

「ダメ、ダメ、おまえなんかダメ」と、けなされて育つ子どもはやる気をなくし、

「いいね。いいわね」「すごいね。やるなあ」と認められて育つ子どもは、自信や意欲に満ちてくるようになります。

その違いは、子どもの表情や行動にはっきり表れます。

実は、目に見えにくいだけで、大人でも同じです。

相手の人がしたことに対して、いきなり「ダメだね。それ、ダメだよ」なんて言うと、その人はがっかりしたり、反発したりします。

自分の人格、存在まで否定された気持ちになる人もいます。

その人は、自分を否定した人を好きになれず、自分もその人の悪口を言いたくなってきます。

逆に、「いいね。いいね」という気持ちで、いいところを見つけて認めたり、ほめたりすると、その人はうれしくなって、意欲的になれます。

自分の人格、存在を肯定された気持ちになれることもあります。

相手はその人に好意をもち、人間関係は良くなります。

ですから、誰に対しても、「ダメ」ではなく、「いいね」を見つければいいのです。

肯定的な言葉を増やす

誰にでも、いいところは、必ずあります。

それを「いいね」と口に出して伝えるのです。

「いいね。いいね」という気持ちで肯定してあげるのです。

もし、相手のために注意する必要があれば、「あのね、ここだけ、こうすればもっとよくなるよ」と付け加えればいいのです。

「いいね、いいね」と認めてほめてあげることで、まわりの人には喜びが生まれます。元気になります。

あなたも元気になれます。

「いいね、いいね」と言っていると、まわりの人のいいところがもっと見えてきます。

「いいね、いいね」と言っていると、あなたの顔もいい顔になっていきます。

たった一言でも、繰り返していると、あなたの口ぐせになります。

あなたの口ぐせが肯定的になれば、あなた自身も肯定的な人になり、人間関係は肯定的で友好的なものになっていきます。

自分の口ぐせを肯定的にする。

まわりの人との人間関係が良くなります。(^.^)

出典:拙著『元気がでる魔法の口ぐせ』