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苦境や困難は最高の学びの場
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『「運がよくなる」おはなし』という本を読みました。
これは、1900年代の初め著者によってされた講演録です。
「苦境や困難が私たちの最高の教科書であり学びの場である」
と説く、その伝説の講演録は、アメリカでベストセラーになったそうです。
1つのエピソード・・・
あるとき、講演のあとに車椅子の障害者の女性が著者に語りました。
「先生のお話はとてもよくわかりました。
わたしは生まれてからほとんど痛みを闘ってきました。
でも、わたしが知っていることは何もかも、この車椅子に座って学んだことなんです。
忍耐や思いやり、人を愛する気持ちや勇気をもって生きることを学びました」
まわりにいた人はみな、この女性が心が優しく、誰よりも愛されているのだと言っていたそうです。
このような例は、私たち自身にもあてはまると思います。
病や体に不自由などがある人は、他の人の病や不自由に理解を示し、優しい心で接することができるようになれるものです。
いっそう愛情深い人になっていけるでしょう。
また、苦境や困難があるからこそ、私たちは成長できます。
壁にぶつかったときにこそ、自分の力を伸ばすことができます。
逆境から何かを学び、成功が訪れます。
要は、その受けとめ方です。
苦境や困難を不運だと思わずに、むしろこれからよくなるためのチャンスだと考えるのです。
ベートベンは、後世に残る名曲を作る前に聴覚を失いました。
聴覚を失ったことで音楽をあきらめていれば、歴史に名を残す偉大な音楽家にはなっていなかったでしょう。
聖パウロは、キリスト信者を迫害するさなかに、馬から落馬し、地に倒れ、失明しなければなりませんでした。
それがきっかけとなり、真理に出会い、自分の使命を知り、偉大なる使徒となりました。
このように苦境や困難に負けず、自分を磨き、成長できる人は、いずれ成功します。
そういう人は、苦境や困難を恐れません。
むしろ苦境や困難を飛躍へのチャンスだと考え立ち向かっていきます。
「運がよくなる」人は、そういう心構えをもっているのです。
私たちも、自分の心構え次第で、嫌なこと、苦しいことがあっても、何かを学び、幸せの種を見つけることができるでしょう。
その種を育てることができるでしょう。
そして、自分も人も幸福にできる力を成長させることができるようになるのです。
苦境や困難から学び、飛躍のチャンスにしょう。
「忍耐、思いやり、愛、勇気、友情」など、人生にとって大切なことが学べます。 (^.^)
写真は、雪の中に花を咲かせる福寿草。