いい習慣

言葉(口ぐせ)を変えれば若返る2~意識も行動も見た目も

言葉で人は若くなります。

意識が若くなり、行動も若くなり、まわりの人が見た印象も全然変わってきます。

意識が若くなる

 

出典は、ヒンズー教の経典とされていますが、古今東西の賢人たちが心に刻んできた有名な言葉があります。

その1行目に「言葉が変われば 心は変わる」を付け加えて、ご紹介します。

言葉が変われば 心は変わる
心が変われば  態度が変わる
態度が変われば 行動が変わる
行動が変われば 習慣が変わる
習慣が変われば 人格が変わる
人格が変われば 運命が変わる
運命が変われば 人生が変わる

このように言葉は、自分の心(意識)に変化をもたらします。

さらには、態度を変え、行動を変え……、運命を変え、人生を変えていきます。

ここでは、言葉は、自分の心(意識)に変化をおこすことについて説明しましょう。

たとえば、「もう〇歳」「もう年だから」「もう、いまさら」などと頻繁に言っていると、「いまの自分はもう若くない」という潜在意識が定着します。

すると、友人からで「一緒に習い事をしてみませんか」とか誘われても、新聞や雑誌で広告を見ても、(もう若くないんだから)「もう、いまさらやっても」「疲れるだけだから」と消極的になり、元気がなくなり、何をするのもおっくうになります。

「老け言葉」が、意識を老化させ、行動も老化させているのです。

しかし、「若返り言葉」に変えることで、心(意識)は若返ります。

「まだ〇歳」「まだまだ若い」「さあ、いまからやろう」など、「若返り言葉」を使っていると、「いまの自分は若い、まだ可能性がある」という潜在意識に変わるのです。

すると、習い事にしろ、人との付き合いにしろ、「やってみよう」「楽しもう」という前向きな意識に変わっていきます。

若々しさを保つのは、若々しい心があってこそです。

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表情が若くなる~映画「ハウルの動く城」のなぞ

突然ですが、宮崎駿監督作のジブリのアニメ映画「ハウルの動く城」をご覧になったことがあるでしょうか。

(別にご覧になっていなくても全然構いませんが、1つ重要なこと)

あの映画で、18歳の主人公ソフィーは荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆に変えられてしまうのですが、不思議なことに、劇中、ソフィーの姿は老けたり、若返ったりします。

なぜでしょうか?

魔女の呪いは解けていないのに、なぜソフィーは何度も、老いたり若返ったりするのでしょうか?

はい、答えです。これは、ソフィーの精神状態によって変わっているのです。

ソフィーが快活な気分になっている時やハウルに恋をしている時には、ソフィーの姿は若返ります。

逆に、落ち込んでいる時や暗い気持ちの時は、老け込んでしまいます。

ソフィーはもともと美人なのですが、妹と比べて自分の容姿にひどい劣等感を持っており、「私なんて美しかったことなんて、一度もないわ!」「私、きれいでもないし、掃除ぐらいしかできないから…」などと度々自信のない発言をしています。

しかし、ハウルへの恋愛感情や交流によって、ソフィーは徐々に劣等感を解消していき、きれいな少女の姿に戻ります。

このように、映画「ハウルの動く城」では、自己暗示によって、ソフィーの姿は若くもなり、老いたりもしているのです。

人は、心の持ちようで、若くなったり、老けたりする。

この映画で、宮崎駿監督が描きたかったメッセージの一つでしょう。

さて、現実の世界でも、若さは言葉と意識によって変わります。

「私なんて…」と否定的に考えていると、暗い表情で髪はボサボサ、服は毎日同じ地味なものを着て、猫背で、歩き方がしょぼくれて、一気に老け込むでしょう。

「○○ぐらいしかできない」と否定していると、自分が持つ可能性やチャンスをつぶしてしまいます。

でも、前向き・肯定的な「若返り言葉」を使うと、自分の意識が若くなります。

「私は掃除を丁寧にできる他にもいろいろできる
「綺麗でないかもしれないが、私には可愛いところがある。笑顔もいい

すると、そういう気持ちになって、表情も生き生きして若くなります。

優しい言葉をよく使う人は、表情が柔和になっていきます。

厳しい言葉ばかり使う人が見るからに頑固な顔をしているのは、誰しも思い当たることでしょう。これは年齢に関係ありません。

言葉は、人の顔をだんだん変えてきます。

40歳でも、50歳でも……80歳でも、若返り言葉を使うと、若くなります。

行動が若くなる

 

言葉は意識を変え、行動を変えていきます。

たとえば、私たちが自分の夢をかなえたり、目標を達成したりするときもそうです。

言葉だけでは夢はかないませんが、夢や目標を言葉にすることで、意識が高まり、行動することができます。

ですから、世の成功者は、まず夢や目標を紙に書いて目につくところに貼っておいたり、手帳やノートに書いて頻繁に見たりします。

また、その夢や目標を口にして唱えたり、まわりの人にも語ったりします。

そうして、意識を持続させ、高め、なすべき行動を繰り返します。

そうやれば夢は実現するのを知っているのです。

このように、言葉が行動を変えていきます。

私たちの行動も言葉によって、生き生きとした若々しいものになっていきます。

そのためには、向上心があり意欲的な行動になる言葉を使えばいいのです。

たとえば、5D言われる「でも」「どうせ」「だって」「できない」「ダメ」をできるだけ言わないようにするだけでも、意識と行動が変わります。

「でも、どうせ私には、できないですから。だって、ダメな男ですから」などと言い訳している人は、隠居した老人のように面倒なことはしないのです。

「はい、やってみましょう」「やってみれば、なんとかなるでしょう」「今日、いま、すぐ」と言う人は、とりあえず行動します。

失敗しても、「いい勉強になりました」「また、やってみます」と前向きです。

このように若返り言葉を使う人は、行動が若くなっていきます。