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ビジネス界に脈々と伝わる先人の知恵
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▼それぞれに業界には「セオリー」と呼ばれるものがあります。
この前読んだ『業界のセオリー ビジネス界に脈々と伝わる先人の知恵』
という本は面白かったです。
著者が、さまざまな業界の仕事人を20年以上取材し続けた経験から、 10000件を超える取材ノートから200を厳選したものです。
▼たとえば、こんなのものがありました。
●「困ったときは、動物と子ども」(広告業界)
ソフトバンクモバイルの「お父さん犬」、トヨタ自動車の「こども店長」
など、なるほど、なるほど・・・
子どもや動物は、たいていの人は好きですからね。
広告としてヒットしやすいのです。
▼元気になれそうなセオリーもあります。
●「偉大な発明は、失敗から生まれる」(製造業)
たとえば、アメリカの3M社の大ヒット商品ポスト・イットは、接着剤を
つくるときの失敗から偶然生まれたものです。
失敗を悲観してはもったいないですね。
それは大発明、大成功につながるかもしれません。
●「たらい回しにヒットあり」(出版業界)
『ハリーポッター』『チーズはどこへ消えた』『佐賀のがばいばあちゃん』
などの大ベストセラー、実は、いろいろな出版社で断られた作品だったそうです。
前例がない企画は、リスクがあるので、断られることが多い。
でも、断られても、ヒットする可能性はあるのです。
▼他にも、すぐに納得できたもの・・・
●「連絡はメールで、頼みごとは電話が早い」(ウェブ業界)
早さで言えば、そうですね。
一斉に連絡するのは、メールが便利。
でも、電話なら相手の気持ちを感じることができますね。
●「合格する」といい続けると合格する。(予備校)
そう、言葉の威力はすごい!
「何が何でも合格する!」
「絶対!合格!」と言い続けましょう。
▼いろいろな業界のセオリーを知っておくと視野を広げる上でも役に立ちます。
行き詰ったときに、他の業界から学べば、新しい解決策に出会えるかもしれませんよ。
様々な業界の先人の知恵から学ぼう。
自分の仕事にも適応できます。(^.^)
【出典】鹿島 宏著『業界のセオリー ビジネス界に脈々と伝わる先人の知恵』(徳間書店)