▼世界の発明王、トーマス・エジソンの日記です。
私は、耳が不自由になって以来、想像力が無限に広がった。
それと同時に、よけいな雑音を耳にしなくなった。
私は、耳が聞こえない分、雑音をシャットアウトして、書物の世界を通じて自分の世界を広げることができた。
デトロイトの公共図書館に通い、私はAの棚からZの棚まで、すべての書物を読んだ。
ハンディをプラスに考える
▼偉大な作曲家、ベートーヴェンが難聴だったことは知っていたのですが、エジソンも少年の頃からそうだったんですね。
エジソンは、10台のとき、列車に乗り遅れそうになったとき、車掌に両耳をつかれまれて、引き上げられた瞬間に難聴になったのだそうです。
耳が不自由になるということは、非常に辛いこと。
ずいぶん悩んだでしょう。
しかし、彼は書いています。
「耳が聞こえないことは、たくさんの『とてもいいもの』をもたらしてくれた」
彼は、耳が聞こえないで自分を不幸だと思わず、自分に「たくさんの『とてもいいもの』をもたらしてくれた」とプラスに考えたのです。
このような発想ができたからこそ、彼はたくさんの偉大な発明ができたのですね。
▼たとえば、ベルが作った電話機を試してみたのですが、難聴の彼には、よく聞こえませんでした。
そこで、それを改良に改良を重ね、さらによく聞こえ、実用化できるものを作ったのです。
その技術が、蓄音機の発明にもつながったとこと。
エジソンは、自分に起こったピンチの状態をチャンスに変える知恵とたくましさをもっていたのです。
失敗が成功につながる
▼厳しい状況であれば、人間は本来の能力を遺憾なく発揮します。
私たちもそうです。
試練があれば乗る超えるために、これまで眠らせていた力や知恵を使うようになるものです。
エジソンだって1つのものを生み出すのに、10000回以上も失敗したんです。
失敗したら、新しい工夫を加えて、またチャレンジすればいい。
そう考えると、ピンチは、成長し飛躍できるチャンスの場なのです。
ピンチを通して成長できる。 (^.^)
【出典】浜田和幸著『未来を創る エジソン発想法』