▼私はいつも、「何かいい言葉はないかなあ」とアンテナを立ているので、本屋さんで、名言を集めた本などがすぐに目に入ってきます。
そして、とりあえず買っておき、手元に置いておきます。
▼今日は、その本の中から、1つ名言を拾い出して、コメントをつけてご紹介しましょう。
覚えていらっしゃる方もいるかと思いますが、東日本大震災後の選抜高校野球大会での選手宣誓です。
宣誓者は、創志学園野球部主将 野山慎介くん。
当時、高校の新2年生。
東日本大震災後を意識した感動的な宣誓でした。
「人は仲間に支えられることで、
大きな困難を乗り越えられると信じております。
私たちにいまできること、
それはこの大会を精一杯、元気を出して戦うことです。
頑張ろう!日本。
生かされている命に感謝し、全身全霊、
正々堂々とプレーすることを誓います。」
東日本大震災後の選抜高校野球大会での
創志学園野球部野山慎介主将の選手宣誓
▼高校生とは思えないほどのいい言葉ですね。
学生ですから、もちろん先生や監督に見てもらって言葉や表現を修正した
でしょう。が、この文にこめられた気持ちは彼のものに違いありません。
何かに真剣に取り組んでいる人は、真剣な言葉を発することができます。
高校生といえども、野球に打ち込む姿勢は、真剣そのもの。
でなければ、甲子園にまで進むことはできません。
ましてや創志学園野球部は、創部1年目で、全員が1年生のチームとして選抜が決定された学校。
選手宣誓を任された野山くんはそんなチームの主将ですから、
人格的にも優れた子でしょう。
▼では、野山くんの言葉をもう一度、味わってみましょう。
きっと今の私たちにも響く言葉があるはずです。
「人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えられる」
「私たちにいまできること」
「精一杯、元気を出して戦うこと」
「生かされている命に感謝し」
「全身全霊、正々堂々とプレーすること」
▼野球でなくても、日々の仕事でも同じことですね。
日常生活の人間関係でもそうですね。
こういう前向きで肯定的な姿勢が、きっと誰かを勇気づけます。
そして人を幸せにしていくのです。
前向きで肯定的な言葉に親しむ。(^.^)
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【出典】『生きる力がわいてくる名言・座右の銘 1500』
解説はありませんが、1500の名言が収録されている文庫本です。