いい言葉

「好き」を増やして人生を豊かにする3つの言葉+α

人生に「好き」なことがあると張り合いがでます。

好きなこと、好きな人が多いと楽しくなります。

では、どうすれば好きが増えるのでしょうか?

そのヒントとなる言葉とメッセージをお届けします。

好きな道を進むか戸惑っているとき

 

好きなことをやるのは当たり前。

だって、その方が頑張れるもの。

水木しげる (漫画家)

『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげるさんは、根っからの楽天家です。

ただ子どものころから寝坊で、勉強嫌いだったため、学校の成績は悲惨なものでした。

そのため、一番入りやすいと選んだ高校にも一人だけ落ちました。

でも、絵を描くのが大好きで、将来は絵描きになる夢をもっていました。

やがて戦争が始まり、南方の激戦地に送り込まれます。

同じ部隊の仲間が全員戦死するなか、水木さんは左腕を失ってもなんとか生き延びました。

戦争に負けて帰国した水木さんは、これからのことを前向きに考えました。

「落ち込んだところでしょうがない。まだ右腕があるじゃないか」

そうして魚屋などいろいろな仕事をした後、ついに念願だった絵を描く仕事につくことができました。

最初は、紙芝居づくり。

その後は漫画を書くようになり、『ゲゲゲの鬼太郎』のもとになる『墓場の鬼太郎』が大ヒットしました。

大好きなことを懸命にやり続けることで道が開けたのです。

漫画家、水木しげるさんの故郷、境港市は、私の故郷でもあります。

30年前、閑古鳥が鳴いていた境港市商店街の復興のために水木しげるさんの作品「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターを著作権料無料で提供してもらえたことにより、

境港市は大変身しました。

交通の便が悪い田舎にも関わららず、一時期は、年間380万人の観光客が訪れて賑わうほどの観光地になったのです。

いまも、地元の人たちは「妖怪川柳コンテスト」「下駄飛ばし大会」「さかな妖怪ウォーク」など楽しみながら、様々なイベントを創って賑わっているようです。

ありがとうございます! 天国の水木さん。

 好きなことをやって楽しもう。 (^.^)

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【出典】水木しげる著『本日の水木サン―思わず心がゆるむ名言366日』

◆◇◆ あなたへのメッセージ ◆◇◆

★好きなことがないなら★

好きなことがないなら、
いましていることを好きになるといいです。

少しだけでいいから。

いましていることにも
きっといいことがあります。

人のために役立つなとか、
自分の根性を鍛えるためになるとか。

1つくらいは。

最初は、気乗りしなくても

たいていのことは、

一生懸命やっていると、
だんだん面白くなります。

面白くなると、
だんだん好きになります。

 

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素直に好きと言えないときに

 

すきならすきと、いってやればよかったのに、
だれもいってやらなかった。
いわなくてもわかるとおもっていたんだね。

『ずーっと、ずっと、だいすきだよ』より

近くの図書館に行くと『ずーっと、ずっと、だいすきだよ』という絵本を高らか声で朗読している少女がいました。

この図書館は、近くの養護学校の高校生が勉強のために運営を手伝っています。

そのとき図書館にお客は(顔馴染みの)私だけだったので、その少女は先生から指示されて、音読の勉強もしていたのです。

彼女は、図書室全体に響く声で、つっかえ、つっかえ2度、朗読しました。

私は自分が借りる本を探しながら、その声を聞いていたのですが、感動しました。

『ずーっと、ずっと、だいすきだよ』は、小学校1年生の国語の教科書に載っていたので、私は教師のとき、100回以上は読んだことがあります。

何回読んでも、いい話なのです。

ストーリーは、次のように短くてシンプルです。

この絵本の主人公のぼくと犬のエルフは
子ども頃から仲良しでした。

ぼくにとって、
エルフは世界で一番すばらしい犬でした。

毎日いっしょに遊んで、
いっしょに大きくなりました。

大すきでした。

けれども、
エルフはいつしか年をとって、動けなくなります。

年老いて、階段も上れなくなったエルフ。

ぼくは、心配したけれど、
だれにも何もできませんでした。

それでも、ぼくは、寝る前に必ず、
「エルフ、ずーっと、ずっと、だいすきだよ」
って、言ってやるのです。

エルフがある日、突然死んでしまうまで・・・。

このお話は、
やはり「ずーっと、ずっと、だいすきだよ」
っていう言葉がいいのです。

少年の健気さもいいのです。

だから、涙が出ても、
温かく前向きな気持ちになれます。

「だいすき」っていう言葉は、
ちょっと照れくさい言葉ですね。

そう思っていても、口にしにくい。

少年の家族も、

「みんな、エルフのこと、だいすきだった」のに、

エルフが死んだら泣くくらい大好きだったのに
ついに言ってやることはできなかったのです。

ですから、自分が思っていることは相手に伝えるには、
あえて言葉にしたほうがいいでしょう。

惜しまずに・・・勇気もだして・・・

「大好き」

言われた人はきっと嬉しいでしょう。

「大好き」って、
自分の存在を肯定してくれる言葉ですからね。

辛いとき、落ち込んでいるときに言ってもらえたら、
きっと慰められるでしょう。

そして、勇気づけられるでしょう。

ほんの一言

「大好き」「ずーっと、ずっと大好き」

そう言ってもらえるだけで、

子どもも大人も、どんなに嬉しいでしょう。

★きっとよくなるヒント★

「大好き」で人は幸せになれる。  (^.^)

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【出典】『ずーっと、ずっと、だいすきだよ』
ハンス ウィルヘルム (著), 久山 太市 (翻訳)

◆◇◆ あなたへのメッセージ ◆◇◆

★「好き」★

好きか嫌いがはっきりしないのなら、
迷わず「好き」と言いましょう。

「嫌い」だなんてだれも言われたくないのです。
「好き」は、関係を良好にします。

夫婦でも、恋人でも、「好き」をおしまない方がうまくいく。
いまさら言わなくても、

わかっていると思っても、
相手はあなたの「好き」をはっきりと聞きたいものです。

好きなスポーツ、
好きなチーム、

好きな店、
好きな車、

好きな食べ物……。

好きなものが同じだとわかって、
友達になれることもあります。

あとから、

「少しね」とか、
「最近ね」とか、

つけ加えたっていいのです。

素直な「好き」で、仲良くなれます。

 

なんとなく嫌いになったときに

 

人の諸々の愚の第一は、
他人に完全を求めるということだ。
司馬遼太郎

「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があります。

「だれかが罪を犯したら何度許さねばなりませんか。
7回までですか」

と弟子から聞かれたキリストは、

「7回どころか、7の70 倍まで許しなさい」
と言いました。

7というのは、この時代には「完全性」を意味しました。

その70 倍というと……。

つまり、際限なく許しなさいということです。

実は、わたしたちもそれ以上に許されてきたのです。

ほとんどの人は、
許されたという意識がないかもしれません。

そう、気づかれないくらい、さり気なく、許されてきたのです。

母親が小さな子どもを許すようなものです。

約束を破っても、嘘をついても、物を壊しても、
母親は叱った後に愛情をこめて許してくれたはずです。

あなたもそう。

わたしもそう。

これまでの人生で失敗や過ちのない完璧な人間など
一人もいません。

だれもがどこかで失敗をして、何度もまわりの人に
許してもらってきたのです。

それをよく自覚している人は、
自分が許してもらえたことに感謝しています。

そして、人の過ちにも寛大になれるのです。

愛をもって許し合う。 (^.^)

 

◆◇◆ あなたへのメッセージ ◆◇◆

★ある人のことでイライラしないために★

ある人のことでイライラしているのなら、解決策が3つあります。

1.その人と距離を置く。

2.その人のことを考えない。

3.その人への見方を変える。

3番目は、お薦め。

その人にいいところ、好きなところを探すのです。

きっと1つくらいは見つかります。

美点凝視すれば、良好な人間関係を築きやすくなります。

相手が好きになれば、「あばたもえくぼ」

欠点でさえ、魅力的に見えてきます。