いい言葉

明るい気持ちになれる言葉(道歌、マザー・テレサ、レーナ・マリア)

紹介する言葉は、偉人や賢人の言葉・名言・格言など、きっと心に響き、そして心の糧になる言葉です。

ちょっとした空き時間や待ち時間に、スマホなどで読めるように短い解説を加えています。

これらの素晴らしい言葉にふれ親しむことで、あなたは明るい気持ちになれるでしょう。

道歌(喜べば)

喜べば 喜びごとが 喜んで 喜び連れて 喜びに来る

笑顔は、喜びを表し伝える表情です。

昔から、「笑う門には福きたる」と言いますね。

笑顔でいるといいことがあります。

笑顔で「ハイ」と返事をすると、気持ちがいいものです。

笑顔であいさつすると、お互いさわやかな気持ちになります。

笑顔でいると、人から好かれます。

笑顔でいると、まわりの人が喜んでくれます。

すると、いいことがどんどん起こります。

笑顔があるところに幸運がどんどんやってきます。

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マザー・テレサの言葉

あなたも私たちと同じように、

この世に望まれて生まれてきた大切な人なのですよ

マザー・テレサ 1910~1997

カトリック修道女

マザー・テレサが生活していたインドは、現在の日本とは比べものにならないくらい貧しいところです。

貧しさゆえに、食べるものもなく、病院にも行けず、道のはしっこで倒れてしまう。

そして、そのまま亡くなってしまう人が大勢いるのです。

そういう人たちは、いったいどんな思いをしてこの世から去っていくのでしょうか。

自分はこの世で役に立たない不要な人間だと思い込んでいるとしたら、自分が死んでも誰も気にとめず、誰も悲しまないとしたら、なんて辛いことでしょう。

人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもなく、自分はこの世で役に立たない不要な人間だと思い込むこと。

そして、この世の最大の悪は、そういう孤独な人にたいする愛が足りないこと。

マザー・テレサはそういうふうに考え、孤独な人に手を差し伸べました。

物質的には豊かな日本にも、精神的な飢えを感じている人はいます。

でも、その人も「この世に望まれて生まれてきた大切な人」です。

人に愛され、人を愛することのできる大切な人なのです。

レーナ・マリアの言葉

神様は、なにか目的があって、

私をこういう形に造られたのだと思います。

ですから、その目的がなんであったのか、

これから知らされるのが楽しみです。     

レーナ・マリア  1968~

ゴスペル・シンガー

レーナ・マリアさんは生まれつき両腕がなく、左脚が右脚の半分の長さしかないという障害を持って生まれました。

でも、とても明るく前向きな人です。彼女が小さい頃からもっていた特技は、どんな所にいても、すぐに何か楽しいことを見つけ出して喜んでいられること。

そして、いつも何かに向かってひたむきに努力して生き生きしていられることです。

レーナさんは、3歳で水泳教室に通い始め、十代後半からスウェーデン代表として障害者の国際水泳大会に出場し、数々のメダルを獲得しました。

高校の音楽専攻科を経て、名門のストックホルム音楽大学を卒業した後は、ゴスペル・シンガーとして活動を始めました。

日本でも長野冬季パラリンピック開会式で、その美しい歌声をもって人びとを感動させました。

いまも年々、世界へ向けて演奏活動の枠を広げており、彼女の明るく前向きな生き方と澄んだ歌声は、世界中の人々に生きる勇気と希望を与え続けています。

【出典】遠藤町子著『レーナ・マリア物語』(金の星社)