紹介する言葉は、偉人や賢人の言葉・名言・格言など、きっと心に響き、そして心の糧になる言葉です。
ちょっとした空き時間や待ち時間に、スマホなどで読めるように短い解説を加えています。
これらの素晴らしい言葉にふれ親しむことで、あなたは大切なことに気づき、生きる勇気が湧いてくるでしょう。
チャップリンの言葉
私たちがみんなで、小さい礼儀作法を身につけたなら、
この人生はもっと暮らしやすくなる。
チャールズ・チャップリン 1889~1977
俳優・映画監督 代表作品『街の灯』
映画『街の灯』『モダン・タイムズ』『ライムライト』などの名作で涙と笑いのうちに人生を描いたチャップリンの言葉です。
この「礼儀作法」は「心遣い」とも「思いやり」とも言いかえることもできるでしょう。
それがなければ、この社会はギスギスして暮らしにくくなるのです。
あいさつ、会釈、お辞儀、ほんの小さなことですが、それがあるのとないのでは、ときに大きな違いが生まれます。
ほんの一言、「おはよう」とあいさつをするだけで、心が和み、打ち解けることがあります。ほんのちょっとした「心遣い」や「思いやり」が、今日一日を明るく楽しいものにしていきます。
ちなみに、チャップリンは日本に何度も来日し、礼儀正しい日本人を尊敬していました。
フランシス・ベーコンの言葉
読むことは人を豊かにし、
話すことは人を機敏にし、
書くことは人を確かにする。
フランシス・ベーコン 1561~1626
イギリスの哲学者
読むことで知識は増し、心は豊かになります。
話すことで、頭も体もすばやく動かすことができます。
書くことで、しっかりと自分のものになります。
読むことも、、話すことも、書くことも、実に人間らしい営みです。
どの活動も学習に必要で、どの活動もあなたが成長していく上で大切です。
本を読むこと、人と話すこと、文章を書くこと。
これらは、いくつになっても、大切な活動です。
あなたが明るい未来を切り開き、より良い人生を送るのために、欠かせない営みです。
サン・テグジュぺリの言葉
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ。
サン・テグジュぺリ 1900~1944
フランスの作家 代表作品『星の王子さま』
地球を訪れた星の王子さまは、キツネと出会い、仲良くなりました。
そのキツネと別れるときに、キツネが言った最後の言葉です。
王子さまは自分の星に残してきたバラの花を大切にしてきました。
何よりも大事なのは、そのバラの花を大切に思う心だと、キツネは王子さまに伝えたかったのです。
世の中の「かんじんなこと」は目には見えません。
「かんじんなこと」は、姿形に隠れて見えない本質的なものです。
それは愛でしょうか。
勇気でしょうか。
希望でしょうか。
いずれにしても「かんじんなこと」は、心のなかにあるのです。
【出典】サン・テグジュぺリ著『星の王子さま』(岩波書店)