残念な人は、恥をかきたくない
成功する人は、質問を恐れない
仕事がうまくいく話し方のヒントです。
まずは、残念な人と成功する人の例を比べてみてください。
質問するのは、恥ではない
仕事で基本的なことでわからない場合
△残念な人
また上司に聞けばバカにされそうなので、後でこっそり同僚に聞いてみようと思う。
◎成功する人
後回しにできない仕事だとわかっているので、近くの上司に「先日も基本的なことを尋ねたばかりなのに、申し訳ないのですが……」と頭を下げて尋ねる。
上司は、その率直な態度を見て、「いやいや基本的なことは大事なんだよ」とあっさり教えてくれる。
手順を間違えたのか、パソコン上の操作でトラぶりました。
上司に聞いたら「君はまだこんな基本的なことも知らないの?」とイヤミを言われるかもしれません。
自分ひとりでは、どうして解決すればいいのか、わかりません。
若い人の特権は、ごく基本的な質問をしても、許されるということです。
質問をしたほうが良い関係が築ける
若いあなたにとって、上司や先輩とのもっともよいコミュニケーションのとり方は、質問をすることです。
多くの上司や先輩は、できれば教えてあげたいと思っています。
上司や先輩も、よく分からないまま仕事をされて失敗してもらっては困ります。
それに、まわりの人から頭を下げて質問されると、自分は頼りにされていると感じて嬉しく思います。
ただし、上司も先輩も自分の仕事で忙しいのです。
一度教えたことや説明するのに時間をとられそうなことを質問されると、教えるのが面倒になってきます。
内心は、「いまだにこんなことも知らないのか」と思ってしまいます。
それでも、「知りません」「教えてください」と頭を下げる人には、好感をもってしまうものなのです。
ですから質問をするときは、相手の気持ちを考えて丁寧に聞きましょう。
「たいへんお忙しいところ、申し訳ありませんが・・・」
「以前、教えていただいたことだとは思うのですが、・・・」
「本当に基本的なことで申し訳ないのですが、・・・」
と頭をさげてどんどん質問しましょう。
恥を忍んで質問すれば、仕事熱心だと評価されます。
質問する人は、仕事を早く覚えられる。