月刊誌『ちゃぐりん』(家の光協会)に1ページの短いエッセー「今日からできるハッピーヒント♪」を連載させていただきました。
『ちゃぐりん』は、1964年創刊の小学生向け雑誌です。漫画も多く掲載されていますが、単なる娯楽雑誌ではなく、主に食や農、自然・学習、工作・料理、読み物・歴史といった分野の教育的内容が盛り込まれています。
エッセー「今日からできるハッピーヒント♪」は、子ども向けに書いていますが、大人にも有効なヒントです。
では、どうぞご覧ください。
ハッピーヒント♪ 1 2015年5月号
「すみません」より
「ありがとう」。
相手の喜ぶ言葉を言おう。
物を拾ってくれたり、席や順番をゆずってくれたりしたとき、
「すみません」で終わるより、「ありがとう」と言ったほうがいいです。
感謝されると、相手の人はうれしい。
「してあげてよかったな」と思えるのです。
「ありがとう」を言うのに三秒もかかりません。
けれども、言われたほうは、ずっとハッピーな気持ちでいられます。
文・中井 俊已
作家。著書に「マザー・テレサ愛の花束」(PHP研究所)、『イラッとしたときやさしい気持ちになれる本』(成美堂出版)ほか多数ある。
ハッピーヒント♪ 2 2015年6月号
あいさつし合うと、
うれしくなる。
進んであいさつをしよう。
「おはようございます」「こんにちは」
あいさつしてもらえると、なんだかうれしいですね。
だから、あなたからあいさつすれば相手の人はきっとうれしくなります。
あなたがニコッとあいさつすると、その人はもっとハッピーになれます。
その人も笑顔であいさつを返してくれれば、あなたもハッピー!
たった一言で、おたがいに心を開きやすくなります。
文・中井 俊已
作家。著書に『マザー・テレサ愛の花束』(PHP研究所)、『ぽっと心に明かりがともる28の物語』(ごま書房新社)など多数ある。
ハッピーヒント♪ 3 2015年7月号
してもらえるのは、
当たり前じゃない。
おうちの人に感謝しよう。
貧しくてごはんを食べられない子は世界中にたくさんいます。
服や文房具などを十分にもっていない子もたくさんいます。
あなたがおうちの人からしてもらったこと、きっといっぱいあるでしょう。
それらは、ぜんぶ当たり前ではなく、有り難いことなんですよ。
あなたが、もっと「ありがとう」って言うと、
おうちの人もあなたも、もっとハッピーになれます。
文・中井 俊已
作家。著書に『マザー・テレサ愛の花束』(PHP研究所)、『ぽっと心に明かりがともる28の物語』(ごま書房新社)など多数ある。
ハッピーヒント♪ 4 2015年8月号
だれにでも
いいところがある。
いいところを見つけよう。
勉強ではそうでもないけれど、あいさつをよくがんばっている。
あいさつはそうでもないけれど、そうじをよくがんばっている。
そうじはそうでもないけれど、人にやさしくできる。
いいところって、だれにでも必ずあるんです。
いいところを見つけるとその人を好きになれます。
自分のいいところを見つけると、自分をもっと好きになれます。
文・中井 俊已
作家。著書に『マザー・テレサ愛の花束』(PHP研究所)、『ぽっと心に明かりがともる28の物語』(ごま書房新社)など多数ある。