周囲から「あの人はできるな」と評価される一流のビジネスパーソンというのは、あらゆる当たり前のことを実行できる人のことをいいます。
高度なビジネステクニックが必要なシーンというのは少なく、ビジネスの99%は、当たり前のことで成り立っています。
ですから、当たり前のことを当たり前のようにできる人は、周りの人から信頼される「仕事のできる人」になっていきます。
1つずつご紹介していきますので、自分の取り組むべき課題を見つけ、より確かなものにしていただければと思います。
今回は「ほんの少し早めに起きる」です。
朝5分早起きすると理想のスタートが切れる
今より、5分、10分で構いません。
今の起床時間より、ほんの少し早めに起きるだけで、あなたの人生は大きく変わっていきます。
ほんの少し早く起きたら、そのまま、早めに出勤してみましょう。
そうすると、たった5分、10分の差でしかないのに、気持ちに大きな余裕が生まれていることに気づくはずです。
その余裕をどう活用するかは、あなた次第です。
机の周りを整理整頓する。
今日1日の仕事をイメージする。
出勤してくる先輩や同僚に元気よく挨拶する。
いずれにしても、ほんの少し出勤したことで、前向きな気持ちで1日のスタートが切れるようになります。
わずか5分、10分で、前向きな気持ちが手に入るなんて素晴らしいと思いませんか?
そして、気持ちのよいスタートを切れば、それだけその日1日が充実しやすくなるのです。
遠足の日は自然に目が覚めた
そうはいっても、「どうしても朝が苦手」という人は多いでしょう。
そんな人でも、すっきり気持ちよく起きられるコントロール法があります。
それは、今日はこんな楽しいことが待っている、とイメージすることです。
子どもの頃、遠足の日だけは朝早く目が覚めたという人は多いでしょう。
人は、楽しいことが待っているとわくわくしてきて、自然に目が覚めるものです。
これとまったく同じ状況を自分の意思でつくり出してみましょう。
「美味しいランチを食べようかな」
「会社帰りにあの映画を観にいこう」
「会社の近くの公園の桜、もう咲いたかな」
「今日も憧れの××さんの顔が見られるな」
日常のちょっとしたことの中にも、楽しいことはたくさんあります。
それを布団の中で思い浮かべれば、わくわくしてきて、自然に起きようかな、という気分になってきます。
小さな冒険でわくわくを生み出す
自分自身でわくわくを生み出す、というこの手法は、仕事の他のシーンでも役立ちます。
毎日同じ仕事ばかり。
完全にマンネリ化している。
会社に行くのも嫌になってくる。
こんな時には、慣れたやり方とは別の方法で仕事を進めたり、ちょっとした工夫をしたりしてみましょう。
いつもと同じ仕事の進め方は楽です。
でも、そこであえて小さな冒険をしてみるのです。
それによって、同じ仕事でもわくわくを生み出すことができます。
今までと違った視点で仕事と向き合うことで、新たな発見ができることもよくあります。
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