周囲から「あの人はできるな」と評価される一流のビジネスパーソンというのは、あらゆる当たり前のことを実行できる人のことをいいます。
高度なビジネステクニックが必要なシーンというのは少なく、ビジネスの99%は、当たり前のことで成り立っています。
ですから、当たり前のことを当たり前のようにできる人は、周りの人から信頼される「仕事のできる人」になっていきます。
1つずつご紹介していきますので、自分の取り組むべき課題を見つけ、より確かなものにしていただければと思います。
今回は「ほんの少し視野を広げる」です。
同じ毎日を繰り返すと視野は狭くなる
会社に行く。
仕事をする。
家に帰る。
仕事を持っている人の大半が、この繰り返しで日々をおくっています。
同じ人たちと話し、同じサイクルで毎日をおくっていると、どうしても私たちの視野は狭くなってきます。
それにより、本来、感謝すべきことに感謝できなくなっていきます。
仕事ができることの幸せ。
ご飯が食べられることの幸せ。
今、自分が存在することの幸せ。
このような「当たり前だけど特別なこと」に対する感謝が次第に薄れていきます。
「当たり前だけど特別なこと」に感謝する
そうならないために、同じサイクルの中でも、視野を広げる努力をする必要があります。
本や映画を通して多くの人の苦難を知る。
それを自分の人生と重ね合わせてみる。
それによって、「当たり前だけど特別なこと」に対する意識が自然に生まれます。
「多少、給料が安くても仕事があるだけでもありがたい」
「高級ディナーじゃないけど、毎日、ご飯が食べられる」
「ブランド品は持っていないけど、たくさんの家電を持っているなんて、幸せなことだ」
人は、視野が狭くなると、自分は何も持っていないと考えるものです。
今よりほんの少し視野を広げてみましょう。
それだけでいつもの生活を満ち足りたものに感じることができます。
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