周囲から「あの人はできるな」と評価される一流のビジネスパーソンというのは、あらゆる当たり前のことを実行できる人のことをいいます。
高度なビジネステクニックが必要なシーンというのは少なく、ビジネスの99%は、当たり前のことで成り立っています。
ですから、当たり前のことを当たり前のようにできる人は、周りの人から信頼される「仕事のできる人」になっていきます。
1つずつご紹介していきますので、自分の取り組むべき課題を見つけ、より確かなものにしていただければと思います。
今回は「どんな時もマイペース」です。
大きな結果は小さな積み重ねから生まれる
日々、たんたんと仕事をする。
これは、簡単そうでとても難しいことです。
大きな結果は、小さな仕事の積み重ねです。
誰も見てないからサボってもいいや、なんて考えたら、大きな結果は生まれません。
たとえば、誰もが驚くような企画を考える人だって、誰もみていないところでたんたんと努力をしています。
毎日、少しずつ情報収集をする。
毎日、粘り強くアイデアを考える。
毎日、改善点や問題点の対策に取り組む。
その結果、脚光を浴びるようなアイデアを世の中に発表することができます。
でも、私たちは、結果だけを見ることが多いので、あの人は特別なんだな、と感じてしまいがちです。
人が見ていても、見ていなくても、たんたんとやるべきことをする。その集約が大きな結果なのです。
小さな仕事は次の仕事へのステップアップ
日々、たんたんと仕事をすることは、周囲からの信頼を得ることができます。
調子がいい時はすごいけどムラがある。
こんな人に、仕事をお願いしようと思う人はいません。
それよりも、お願いすればいつも確実に仕事をしれくれる。
そういう人に、仕事は集まるものです。
小さな仕事をたんたんと確実に終わらせる。
そうすると、もう少し大きな仕事をお願いしようかな、と相手は考えるかもしれません。
今、大きな仕事をしている人は、過去にたくさんの小さな仕事を着実に終わらせた人たちなのです。
小さな仕事は大きな仕事につながっている
そうはいっても、目立たない小さな仕事をコツコツやり遂げることは大変です。
毎日、小さな仕事ばかりお願いされていると、
「自分は会社の役にたっていない」
なんて気持ちになってくるものです。
しかし、そうではありません。
電話をとる、書類を清書する、お茶くみをする、こういった仕事は誰かがやらなければならないことです。
それによって、周囲が重要な仕事に集中でき、会社全体が成果をあげることができます。
つまり、小さな仕事も、大きな仕事とつながっているのです。
このように考えれば、小さな仕事をコツコツやる意味を見いだせるはずです。