周囲から「あの人はできるな」と評価される一流のビジネスパーソンというのは、あらゆる当たり前のことを実行できる人のことをいいます。
高度なビジネステクニックが必要なシーンというのは少なく、ビジネスの99%は、当たり前のことで成り立っています。
ですから、当たり前のことを当たり前のようにできる人は、周りの人から信頼される「仕事のできる人」になっていきます。
1つずつご紹介していきますので、自分の取り組むべき課題を見つけ、より確かなものにしていただければと思います。
今回は「どんな時もポジティブ」です。
ポジティブ思考になると仕事が進む
たとえば、朝、出勤している時に、いくもの信号にひっかかる。
こんな時、ネガティブ思考の人はこう考えます。
「今日はたぶん運が悪い日に違いない」
一方、ポジティブ思考の人はこう考えます。
「この数分を利用して今日の予定を頭の中でまとめよう。信号で止まれて運が良かった」
このように、同じ出来事でも、視点の違いによって、まったく違う出来事に見えてきます。
さきほどのネガティブ思考の人が出勤すると、表情が暗く、重い空気が漂っているでしょう。
頭の中に、「今日は運が悪い」という思い込みがあるので、仕事に手をつけても遅々として、ちっとも進みません。
そして、またちょっとした出来事で「やっぱり今日は運が悪い」と考えます。
不安定な精神状態で仕事進めているのでミスも起きやすくなります。
よく「ミスが新たなミスを呼ぶ」といわれますが、この現象が起こる原因はこのような心理状態にあります。
逆に、ポジティブ思考の人は、軽い足取りで出勤し、すっきりした頭で次々に業務を終わらせていきます。
たとえ、同じ能力をもっていても、ネガティブか、ポジティブかでその人が発揮できる力は大きく変わってくるのです。
どんな時もポジティブでいれば、自分の能力を100パーセント発揮することができます。
ネガティブ思考で悩むのは時間の無駄
悩みがある時や壁にぶつかった時も、変わらずポジティブでいましょう。
「なんでこんな苦労をしなきゃいけないんだ」
「解決策なんて見つかるわけないよ」
こんな風に、ネガティブな気持ちで悩んでも、ものごとは何も前に進みません。
いくら悩んでも、時間の無駄でしかありません。
どうせ悩むなら、ポジティブに悩みましょう。
「この苦労を超えれば成長できる」
「解決する方法は必ずあるはずだ」
現状を打破し、新しい局面を切り拓いていくことは、着実に自分の力になっていきます。