4月1日から、児童福祉の新しい事業所にパートで勤め始めました。
児童福祉の仕事には価値があり、やりがいもあり、もう少し関わっていきたいと思って探したら、この事業所が見つかったのです。
実は、以前に採用されていた経緯があり、再度応募したところ、すんなりと採用していただけました。
ここは、2021年10月にオープンしたばかりの事業所です。
創立当初は、利用児童が1~2名ほどからスタートした事業所(児童発達支援・放課後等デイサービ)ですが、いまは20名を超える児童が利用しています。
11月、12月にどっと利用希望者があったのだそうです。
現在も、見学者や新規利用者が続けてあります。
その多くは未就学児です。
特別に、宣伝をしていません。
HPも簡単なものですし、ブログもFacebookなどもやっていません。
どうして増えたのかというと、口コミ。
口コミで、あそこは良いと広まっていったようです。
では、この事業所の良いところは何なのでしょう?
この事業所の良いところ
今後、勤務しているうちに、感想は変っていくかと思いますが、4月1日に私が感じたことを記しておきます。
1.子どもが安心・安全に過ごしている。
比較的おとなしい子が多く、一人遊びをするか、先生や他の子といっしょに仲良く過ごせていました。
加害行動・暴言・喧嘩などがなかったし、お弁当を食べているとき、邪魔をしたり、人の食べ物をとったりする場面も見ませんでした。
総じて、安心して子どもを預けることができるということが、保護者にとっては、この事業所を選ぶ重要な要因のように思えました。
2.児発菅(児童発達支援管理責任者)によって、子ども一人ひとりに担当指導員が割りふられ、ホワイトボードにカードで記されていた。
4月1日は10名の子が来ていたので、4名の指導員に2~3名が割り当てられました。
私は初日から2名の児童担当になり、その子たちの連絡帳も書きました。
これは、これまで勤務してきた3つのデイにはない方法でした。その日の担当が決まっていると、より多く、より注意してその子を見ることできました。
3.もちろん、担当以外の児童とのふれあいも多くあった。
例えば、私は担当の子2名ともう一人の子と近くの公園に遊びに行きましたし、それ以外の子たちも、新しい先生ということで珍しかったのか、うれしそうに私のところへ来てくれました。
4.勉強をしなさいとしつこく言わなくても、少し促せば自分から勉強をやり始めた。
この日だけ、たまたまだったかもしれませんが…。小4の子は苦手だから漢字を勉強していると言っていました。小6の子は、算数パズル系の2冊のワークをやっていました。
5.自分一人でケーキ屋さんを開いて、幼少の子(4歳)たちや先生たちを相手に店長さん役をやって、楽しく遊んでいる小2の子がいた。
「いらっしゃいませ」「パンケーキは、いかがですか?」「30円です」「ありがとうございました」などと、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を自分で考えてやっていたようなものでした。
6.フロアーで子どもを見ながら、ある先生が、一人のお母さんに長い時間、相談に乗ってあげていた。
話の中味は知りませんが、そのお母さんは、感謝して笑顔で帰られました。
7.帰り際、バタバタ慌ただしくなることがなかった。
これだけでも、私は有難かったです。
8.この事業所の療育に相応しくないと思われる子は、その子のためにも、保護者に、この事業所ではなく、別の療育の手段を薦める予定だという。
その子にとっても、他の子にとっても、より良いと判断できれば、利用者が減っても(事業収入が減っても)、別の療育方法を薦めることをいとわないようです。
9.4月から、土・日・祝日が休み。
職員に無理をさせない、無理をしない。それで経営は成り立っています。
10.子どもたち(保護者)が、先生を先生として、当たり前のようにリスペクトしているように思えた。
これは、子どもを支援・指導いくうえで、結構大事です。
他のデイでは、呼び方、言葉遣い、態度から、子どもと友達のような関係になっている先生もいて、結果、小学生以上の支援・指導は見苦しい状態でした。
ここでは、子どもの前では、誰でも、どんな時も、「〇〇先生」と呼んでくださいと言われました。学校と同じ、当たり前のことです。
この事業所でも、先生と子ども(保護者)の関係がしっかりと築けているように思えました。
安全・安心に
ただ、この事業所では、いま、子どもたちを車で送迎できる職員が足りていないです。
3月は、午前中も午後も、一人の正職員とパート職員がほぼ2名で送迎に出ておられたそうです。
広範囲で、しかも利用時間がまちまちの児童を送迎するのは、複雑で大変そう。
そこで、いま私が頼りにされています。
この事業所がある市の道は、まだあまり知りませんが、早く子どもたちの家と学校までの道を覚えて、安全・安心に子どもたちを送り迎えできるようになりたいと思っています。