教育

働きやすく楽しい職場(放課後等デイサービス)とは

これまで4つの放課後等デイサービスに勤めてきました。

働く職員にとって、働きやすく楽しい職場はどんなところかについて、私が感じてきたことを書きます。

働くには、給与、賞与、勤務日数・時間、休日、社会保障、自宅からの場所(通勤時間)、必要な資格などの勤務条件などが大切ですね。

事業所の種類(放課後等デイサービスなら、学童保育タイプ、療育タイプ、習い事タイプなど)も知っておくべです。

見学に行って、その職場の雰囲気(職員や子どもたちの様子)や経営者(施設長)の人柄にふれるのも重要です。

トータルに考えて、要は、そこに自分が長く勤めたいかです。

見学に行って見極めたいこと

放課後等デイサービスの数は近年増えてきており、当然、人気不人気が発生しています。

利用する子どもが多いのは、保護者に人気があるからで、それには理由があります。

逆に少なければ、それにも、それなりの理由があります。

職員が楽しそうに働いていれば、職員が満足しているからで、それには理由があります。

逆に辞めていく職員が多いのには、それにも、それなりの理由があります。

これらをすべて1度の面接や見学で見極めるのは、私には無理でした。

しばらく勤めてみて、だんだんわかってきたのです。

そのわかったことを、後で少しだけご紹介します。

これらの私の経験は、個人的には貴重な学びの機会となりました。

いまでも、勤務させていただいた、すべての事業所の皆様に感謝しています。

ですから、これらの事業所にできるだけ迷惑にならないように、場所や事業所名や個人名は記さずに、述べていきます。

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勤めてきた事業所(2020年~2021年)

初めて勤めたAの職場には、週2~3回のパート勤務で、特に不満はありませんでした。

経営者も職員も良い人たちでした。利用する子どもたちには、対応するのに難しい子もいましたが、子どもを自宅まで送った後の保護者の笑顔は印象深く残りました。

ただ、コロナ感染が始まった頃、学校も休校を余儀なくされ、さらなる拡大を懸念して4か月で自主退職しました。

その後、ご無沙汰していますが、この事業所は、いまも発展しているようです。

しばらく休み、コロナ感染が一時収束していた時期、正職員として勤め始めたBの職場は、保護者に人気のあるデイで、給与は良かったです。

仕事のシステムが良くできていたのは、小学校教職歴50年の創業者が創ったものだからだと思いました。

しかし、私が勤めていた時は、その尊敬できる創業者はおられず、職員間(特に経営者・施設長と職員たち)の雰囲気は良くありませんでした。

実は1年に7~8名の職員が辞めていくようなところだと知り、その理由にも納得した結果、私も信頼できる先輩職員2名とほぼ同時期に、4週間で自主退職をしました。(約1年で結局10名以上が辞めたことになります)

しかし、この事業所は、繰り返しますが、仕事のシステムが良くできていて、施設や備品も充実しており、保護者からは信頼を得ているので、今後も大丈夫と思います。

それから、いくつかの事業所に応募し、見学し、面接しました。

中には、「採用しますが紹介サイトには採用されなかったと報告してください。その代わり、それより高い入職お祝い金を払いますから」(紹介サイトに高額の紹介料を払いたくないので)と言う事業所も複数あり、即刻、席を立ったという経験もありました。

職員に嘘をつけと言う経営者をリスペクトできなかったし、共に仕事をやっていきたいとも思えませんでしたから。

他にも、言葉の端々から、この人は子どもの療育というより、お金のために事業をやっているように思える人もいて、遠慮したこともありました。

これまで勤めてきた事業所(2022年~)

このような放課後等デイサービスの経営者が少ないことにウンザリしていた頃、対応が丁寧で親切、信頼できそうな経営者に出会い、Cの職場に正職員として採用されました。

ここは、児童発達支援と放課後等デイサービスが併合した事業所でした。利用者には、これまで出会ったことのないような個性的で対応するのに難しい子が多くいましたが、やりがいもあり、楽しさもありました。

経営はラクそうではなかったので、頑張り屋の経営者のためにも、目の前の子どもたちのためにも、誠心誠意働き、少しでも力になりたいと願っていました。

でも、(他の正職員や事業所としての)子どもたちへの対応や仕事のやり方には、元小学校教師の私には頭が歪みそうなことが多々あったのが悩みでした。

加害児童への尋常でない対応、療育的とは思えないトイレや宿題の強制的なやらせ方、子どもや他の職員への軽薄な言動、子どもを見るよりも他(連絡帳の記入など)の時間に追われて発生するトラブルの数々など。

他にも疑問に思ったことは改善案を提案し、話し合ってもきましたが、反応(実行)はあまり芳しくはなく、わが無力を痛感しつつ、3か月間で自主退職させていただきました。

いまは、思い入れが強かった分だけ、あらゆる出来事が懐かしく愛おしく思い出されます。

これまでのすべて、すべての人に感謝しつつ、この事業所が、今後さらなる発展を遂げていくことを心より祈っています。

現在勤めるDの職場は、別の市に昨年秋にできた児童発達支援・放課後等デイサービスです。

Cの職場で悩みの種であったことは、この職場にはなく、楽しく勤務中です。

とりあえず3か月の契約期間ですので、少なくともその間は、ここで一所懸命に働かせていただこうと思っています。

4月1日新しい事業所へ(放課後等デイサービス)4月1日から、児童福祉の新しい事業所にパートで勤め始めました。 児童福祉の仕事には価値があり、やりがいもあり、もう少し関わっていきたい...

以上、差し障りのない範囲内で、詳しくは述べられませんでしたが、このように事業所によっに、雰囲気も働きやすさも全然違うということをお伝えしたく思いました。

同じ放課後等デイサービスでも、それぞれ特性があり、各々に良いところがあったり、自分とは合わないところがあったりします。

ある人には働きやすくて楽しくても、自分にはそうではないということもあるかと思います。また、逆のパターンもあり得ます。

見学・面接の際に、気になることは遠慮なく質問して、ご自分の希望に合った事業所をお選びくだされば幸いに思います。

放課後等デイサービスの選び方~わが子にあった教室は?放課後等デイサービスは、障害を持った6歳から18歳までの児童を対象とする児童福祉サービスの一つです。 児童発達支援事業と併合している事...