「人生はクローズアップで見れば、悲劇
ロングショットで見れば、喜劇」
byチャールズ・チャップリン(映画俳優・監督)
「自分はだめだ」
「何をやってもだめ」
と落ち込むことが誰にでもあるものです。
失敗続きのときは、
こういう思考回路に陥りやりすいのですね。
1つの物差しで人と比べてしまい、
自分が人より劣っていると思いこんだり、
設定した目標が高すぎて届かなかったりすると、
うまくいっていないと思ってしまうんですね。
でも、その人を客観的に見るとそうではありません。
結構、いろいろとうまくいっているんです。
今は、多少行き詰っているようですが、
人生全体を俯瞰すると、まずますうまくいってきた、傍目にそう見えるものです。
人生をロングショットで見ると
自分がちょっと落ち込んでるとき、人生をロングショットで見るといいのです。
長い目でみると、一度や二度の失敗、何度も続く失敗も、
一年や二年の苦労、何年かの苦労も、あって当然なのです。
あるからこそ、人生の味が出るのです。
そして、これから先、面白く楽しいことが
きっと待っているのです。
映画でも、ドラマでも、小説でも、
主人公のやることなすこと
全部うまくいくストーリーってないです。
もし全部うまくいくのであれば、面白くない。
主人公が失敗したり、失恋したり、
挫折しそうになったり、
波乱万丈いろいろあって、
それでも希望を捨てずにがんばるからいいのです。
共感できるし、感情移入できるのです。
実際の人生もそうです。
いろいろあって当然です。
時間経てば・・・
悩んでいたことは、
別にどうでもいいことだったと気づくこともあります。
(あるいは、ほとんどを忘れている)
辛いことがあっても、
後から笑い話に変わることもあります。
(まさに喜劇みたいになる)
あの時あんなことがあったのは、
自分の成長のために必要だったと気づきます。
(試練を乗り越えた後、感謝できるようになる)
自分の人生をロングショットで見る。
すると、気づくこと、感謝できることが
きっと出てくるものです。
いま悩んでいることがあれば・・・
10年前に悩んでいたことを
いまも悩んでいるでしょうか?
そもそも、10年前に悩んでいたことは
忘れているのではないでしょうか。
いま悩んでいることも、
たぶん1年後には忘れています。
もし覚えていたら、
笑い話に変わっています。
やるか、やらないかという悩みなら・・・
ちなみに、自分の夢に進むため、
やるかやらないかで、悩んでいたら、
やってみたほうがいいと思います。
やらないと後悔することが多い。
やってダメでも、何かいいことがあります。
ダメ元で、やってみましょう。
私が出版界という海に乗り出すときに背中を押してくれた言葉の1つです。
「今から20年後、あなたはやったことよりも、やらなかったことに失望する。
ゆえに、もやいを解き放て。
安全な港から船を出せ。
貿易風を帆にとらえよ。
探検せよ。夢を見よ。発見せよ。」
byマーク・トウェイン(作家)
「もやい」とは、船をつなぐとめている綱。