絵本・子どもの本

絵本『ゆずとなかまたち』発行

オリジナル絵本『ゆずとなかまたち』(ニコモ)を発行していただきました。

ゆずとなかまたち(ニコモ)

絵本の紹介

★内容

コンプレックスがあって元気のないゆずを野菜たちがはげますのですが、うまくいきません。
そこで、リーダー格のしょうがは、とくべつゲストたちを呼ぶことにしました。すると、やってきたのは……。

まわりのだれかと温かい心でふれあったりつながったりすることで、喜びや自己肯定感が生まれてくる、この絵本を読んで感じてもらえればうれしく思います。

★商品仕様 

・ハードカバー絵本(税込1320円)
・絵と文:中井俊已(なかいとしみ) 
・対象年齢:6才~(読み聞かせ、3才~)
・ページ数:32ページ
・サイズ:H 257 mm × W 182 mm (B5版)               

★ご購入に際して

一般書店を通さない、オンデマンドによる出版・販売方式です。Amazon、または発行所のニコモ株式会社にご注文すると、その都度、印刷・製本されます。そのため6日間くらいの日数と手数料300円がかかります。

こんなお話です

ゆずには、コンプレックスがありました。

まず、育つのが遅いことです。「もも・くり、3年。かき、8年なのに、ゆずは18年も?」かかると言うのです。

そこで、なすは、「ゆっくり、ゆっくりでもいい」、みょうがは「マイペースでいい」と励ましてあげます。

でも、ゆずは鏡をみながら、「このごろ、顔のぶつぶつが気になるんだ」と言います。

そこで、でごぼこ顔のしょうがは、「ぶつぶつもかわいいよ」、みょうがは「見た目よりも中身が大切じゃ」と励ましてあげます。

でも、ゆずは、「ぼく、中身がすっぱい」て言われたと、泣いてしまいます。

そこで、にらは、「すっぱいのもさわやかだ」、みょうがは「みんな、ちがうからいいだ」と励ましてあげます。

それでも、ゆずは、「やっぱり、自信がない」と、小さくなってしまいます。

みんな、がっかりです。

そこで、みょうがは、「だれにでも、いいところが あるんだがのう」と言いながら、携帯電話を取り出して、特別ゲストを呼ぶことにしました。

それから、次々と特別ゲストがやってくるんですね。

さて、さて、それから先の後半部分は、どんどん面白くなり盛り上がってきますよ。

この絵本を読んで、

まわりのだれかと温かい心でふれあったりつながったりすることで、喜びや自己肯定感が生まれてくる

そんなようなことを感じてもらえればいいなあと願っています。

制作の裏話

先に、今年2月に『まてまて、おべんとう』が出版されましたが、この『ゆずとなかまたち』は、初めて自分で絵を描いて創った絵本です。

何度も何度も絵を描き直して、文や展開も修正を重ねて、結構苦労しましたが、とても楽しかったです。

この絵本に取り組んだおかげで、ゆずや野菜が前よりも好きになりました。

それに、実は、昨年9月に高知県の日本一のゆずの生産地まで取材に行きました。

絵本の内容とはあまり関係ないですが、こんな記事を書きました。

日本一のゆずロード(高知県馬路村)の成功の秘密いま、ゆず(果物)を主人公とする絵本を考案中なのですが、その取材見学のために、先日、四国山地の奥にある小さな山村に行ってきました。 そ...