エッセイなど

キリスト教を知る本・親しむ本

おすすめできるキリスト教的な書物のリストです。

日本で発行されたキリスト教的な書物は、名著であっても現在は絶版(再版未定)になり、入手困難なものが多数あります。

そこで、ここでは、すぐにでも、ネット書店(amazon等)で、(新品・中古品・kindle電子書籍のいずれかで)購入できるものに限って、次のようにご紹介します。

署名出版社、発行年月日、著者、短い説明

本の価格は、新品・中古品・電子書籍によって違いますので、リンクしたページでご確認いただければと思います。

本の数は、今後少しずつ増やしていく予定です。なお、現在、このページは、ブログ「聖書と祈りと幸いと」のヘッドMENUの最後に固定ページとしてリンクを張っています。

聖書

『聖書 旧約続編つき – 新共同訳 文庫』 日本聖書協会 (1988/11/1)共同訳聖書実行委員会 (翻訳)

『聖書 新共同訳』の、旧約聖書と新約聖書の66巻および旧約聖書続編も収められています。18年の歳月をかけて翻訳された本書は、カトリック教会とプロテスタント諸教会の祈りと、70人余りの聖書学者の英知の結集です。小型A6判で、旧約聖書続編つきの聖書としては現在日本で最も多く頒布されています。

『聖書 -原文校訂による口語訳』 サンパウロ (2013/2/4) フランシスコ会聖書研究所 (著, 監修, 翻訳)

原文校訂とは、聖書の元来の読み方はなんであったかを複合的に研究し、評価し、決定しながら、より神のみことばに近い聖書(オリジナル)を実現する作業です。持ち運び便利なB6判サイズ。本文総カナ、ソフトカバー、旧・新約インデックス付きで、さらに活用しやすくリニューアル化されました。

手塚治虫の旧約聖書物語 (集英社)コミック文庫 – 1999/9/17
手塚プロダクション (著), 手塚 治虫 (著)

神と人とがおりなす壮大な叙事詩。「天地創造」から「イエスの誕生」までを手塚治虫が美しいアニメでわかりやすく再現。親子で親しめる決定版。第1巻「天地創造」第2巻「十戒」、第3巻「イエスの誕生」の全3巻。

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キリスト教を知る書物

エッセー

マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫) – 2000/9/1
ホセ ルイス・ゴンザレス‐バラド (編集), 渡辺 和子 (翻訳)

愛はこの世で最も偉大な贈り物——神との深い一致を実践した人生の途上で語られた、苦しみや使命、生と死などへの思いを編んだ遺言集。

永井隆 名作全集: (永井隆文学研究会) 2021/7/23 Kindle版 永井 隆 (著)

「この子を残して」「長崎の鐘」「ロザリオの鎖」など、永井隆の名作、代表作、関連作品をとりまとめた文学全集の電子書籍。

道ありき  青春篇  (新潮文庫) – 1980/3/27 三浦 綾子 (著)

教員生活の挫折、病魔――絶望の底へ突き落とされた著者が、十三年の闘病の中で自己の青春の愛と信仰を赤裸々に告白した心の歴史。

キリスト教は役に立つか (新潮選書) – 2017/4/27 来住 英俊 (著)

信仰とは無縁だった灘高・東大卒の企業人が、いかにして30歳で神父への転身したのか。幅広くエピソードを引きながら、ノン・クリスチャンの日本人にも役立つ「救いの構造」をわかりやすく解説する。

ローマ・スイート・ホーム なぜ私たちはカトリックになったのか ドン・ボスコ社 2004/9/1 スコット・ハーン (著) キンバリー・ハーン (著)

プロテスタントの牧師がカトリックに改宗するまでの夫妻の葛藤が描かれている。
改宗時の最大のネックであったマリア信仰について、信仰と愛の関係ついてなど。

放蕩息子の帰郷─父の家に立ち返る物語─(A5 並製版) あめんどう – 2019/11/25
ヘンリ・ナウエン (著), 片岡 伸光 (翻訳)

レンブラントの名画への瞑想を通して、人間の失われた姿と回復へ向けての葛藤、神の愛のドラマをダイナミックに描いく、著者最高傑作の書。

5つのパンと2ひきの魚 女子パウロ会 – 2007/4/1
フランシスコ・グェン・ヴァン トゥァン (著)日本カトリック難民移住移動者委員会(訳)

突如拘束されベトナム各地の牢獄を転々と移動させられながら、著者(司教後に枢機卿)が釈放までの13年間、密かに信徒たちに宛ててつづった心打つ<獄中書簡。

ルルドへの旅 – ノーベル賞受賞医が見た「奇跡の泉」(中公文庫) 2015/10/23 アレクシー・カレル (著), 田隅 恒生 (翻訳)

20世紀初頭、若き医師がルルドの地で目撃した、不治の病にある一女性に起こった奇跡。

パンセ(上・中・下) (岩波文庫) – 2015/8/18~
パスカル (著), 塩川 徹也 (翻訳)

「人間は一本の葦にすぎない。自然のうちで最もか弱いもの、しかしそれは考える葦だ」
綺羅星のようなフレーズがちりばめられた天才が書き残した草稿から成る遺稿集、

キリスト教文化の常識  講談社現代新書 – 1994/10/1
石黒 マリーローズ (著)

毎日のあいさつや人名、地名、祝祭日、ライフスタイルなどに密接に関連したキリスト教の言葉と精神――その由来と意味を簡明に説く。欧米人の性格と価値観を伝える国際化のためのガイドブック。

伝記・歴史

教会の聖人たち上巻 全面改訂版 サンパウロ – 2016/10/17
池田 敏雄 (著, 編集)

本書は、親しみやすい現代の聖人、特に来日している修道会の創立者のうち福者・聖人を選び、カトリック教会暦に従って1月から6月までの聖人を紹介している。

教会の聖人たち下巻 全面改訂版– サンパウロ – 2017/11/1
池田 敏雄 (著)

上巻に続き7月から12月までの聖人を掲載。第二バチカン公会議の決議文書に沿った使徒伝来の教会の在り方も着目しながら、私たち一般信徒の信仰を育てることを意識した「現代版カトリック聖人伝」である。

10人の聖なる人々 学研プラス – 2000/4/4
三浦暁子(著)島村菜津 (著) 他

20世紀の灯となった人たち、現代に愛を体現した10人の驚くべき生涯を綴る。マザー・テレサ、ダミアン神父、ピオ神父、コルベ神父、ゼノ神父、北原怜子、ヒューゴー・オフラハーティ・エディット・シュタイン、神谷美恵子、カンディド・アマンティーニ。

人間の分際: 神父・岩下壮一 (聖母文庫)  – 2007/7/1 小坂井 澄 (著)

大物実業家の息子として生まれた岩下壮一が、学者として将来を期待されながら聖職者への道へと進み、ハンセン病患者の病院院長に就任し、一生を終えるまでの軌跡。

長崎のコルベ神父 (聖母文庫) 2010/12/25 小崎登明 (著)

後にアウシュヴィッツで身代わりとして殉教した聖コルベ神父の間的苦悩のなかでも信仰と愛に生きた長崎での6年間の伝記。

乙女峠―津和野の殉教者物語  サンパウロ – 1952/9/20 永井 隆 (著)

キリシタン信仰を守るために、鮮血に染められた長崎から流配の地”津和野”へ流された28名の足跡をたどった信仰の実話を収録。

ユスト高山右近: いま、降りていく人へ  ドン・ボスコ社 – 2014/3/1 古巣 馨 (著)

福者ユスト高山右近が戦国大名としての現世的権勢を棄て、キリストに倣い福音的な生き方をしてキリスト信仰を証したことを、綿密な歴史考証を踏まえて描いた書。

アビラの聖テレサ「神の憐れみの人生」 (上) (聖母文庫) 文庫 – 2006/10/1
テレサ・デ・ヘスス (著), 高橋テレサ (著), 鈴木宣明 (著)

16世紀の聖テレサによる自叙伝。 自己の弱さを語りながら、神の愛のうちに生きる喜びと幸せを伝える。

神のさすらい人 アビラの聖テレサ –改訂新版 サンパウロ 2011/11/1
マルセル オクレール (著), 福岡カルメル会 (翻訳)

「教会博士」「神秘家」「創立者」「改革者」という肩書きからは想像もできないほどの労苦、病苦の連続を神に要求された聖テレサの聖性だけでなく、人間的豊かさ、弱さ、失敗、罪さえも記す伝記。

幼いイエスの聖テレ-ズ自叙伝: その三つの原稿 ドン・ボスコ社 – 1996/10/1
テレーズ (著), 東京女子跣足カルメル会 (翻訳), 伊従 信子 (翻訳)

「小さき聖テレジア自叙伝」で親しまれている原稿を、小さい聖テレジアの帰天百周年の一つの節目にあたり、文意を変えず、可能な限り簡潔で読みやすく改訳した。1965年刊の改訂版。

小説

塩狩峠 (新潮文庫) –(1973/5/29)三浦 綾子 (著)

明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う感動の長編小説。

三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上) (小学館 )1986/3/25 Kindle版
三浦綾子 (著)

女性が人間らしく生きるとは?明智光秀の娘・玉子(細川ガラシャ)を通して語りかける著者初の歴史小説。

純からの贈り物 (パウロ文庫)  – 1996/5/3 坂牧 俊子 (著)

神の存在とは? 信仰とは? 宗教とは? 運命とは? 人間の自由意志とは?青春小説を通して、わかりやすくキリスト教の答えを提示してある。

祈りのしおり

イミタチオ・クリスティ キリストにならいて (講談社学術文庫) – 2019/12/12
トマス・ア・ケンピス (著), 呉 茂一 (翻訳), 永野 藤夫 (翻訳)

文章のわかりやすさ、章節の短さなどから、また救いに繋がる安らぎと瞑想を誘う深みを与えることから、中世以降現代まで『聖書』に次いで読まれたとされる書。

Kindle版 ホセマリア 2015/3/17
ホセマリア・エスクリバー (著), 新田壮一郎 (翻訳)

999の短文による聖人の教えは、家庭の中で、仕事場で、社会にあってキリストと共に歩むための道をわたしたちに示してくれる。 50ヶ国語に翻訳、550万部発行された現代の『キリストにならいて』

拓(ひらく) Kindle版 ホセマリア  2017/6/2
ホセマリア・エスクリバー (著), 新田壮一郎 (翻訳)

『道』と同じく、聖人による1000の短文から成る『拓』は、知性だけでなく、霊魂と体、および本性と恩恵をともに備えたキリスト者の人格全体に訴えようとする書物。

鍛(きたえる) Kindle版 ホセマリア 2015/9/16
ホセマリア・エスクリバー (著), 新田壮一郎 (翻訳)

『道』『拓』に続く、著者自身の霊的な経験と考察に基づく、私たちの祈りと生活に役立つ、13章に配分された1055の黙想の栞(しおり)から成る書。

霊的書物

『神の御前で 祈りの時間のつくりかた』戸口書店 電子書籍版・プリントアウト版
ジャック・フィリップ(著)中山眞理(訳)

フランスの聖なる司祭、ジャック・フィリップの霊的著作のひとつ。
念祷の考え方、時間の作り方、方法等について丁寧に説明されている。

『聖霊の導きのままに』戸口書店 電子書籍版・プリントアウト版
ジャック・フィリップ(著)戸口民也(訳)

フランスの聖なる司祭ジャック・フィリップの霊的著作のひとつ。
聖性の招き・導きへの対応方法を具体的に説明されている。

戸口書店では、ジャック・フィリップの他の書籍も翻訳・刊行されています。

霊魂の城: 神の住い (聖母文庫) – 1992/7/6
テレサ・デ・ヘスス (著), 高橋テレサ (著)

人間の霊魂を栄光の王の城のイメージで描写する名著。
自分の霊魂の城に分け入ろうとする者の道案内となる。

要理・教導職

カトリック教会のカテキズム – 2002/7/31
日本カトリック司教協議会教理委員会 (翻訳)

本書は教皇任命による教皇庁諸庁の要員からなる委員によって編纂された「使徒継承の信仰に関する新しい権威ある解説書」(教皇使徒的書簡「大きな喜びをもって」)です。聖職者や修道者ばかりでなく一般信徒にとっても、信仰生活の助けとなるテキストとして「カトリックの信仰と教理とが誠実に体系的にまとめられ」(同前)ています。

カトリック教会のカテキズム要約(コンペンディウム) – 2010/1/22
日本カトリック司教協議会常任司教委員会 (翻訳)

本書は、『カトリック教会のカテキズム』の「忠実かつ確実な要約」です。本文は598の問いにより構成された問答形式で「教会の信仰の本質的かつ根本的な要素」を「簡潔な形で」提示しています。

YOUCAT(日本語)――カトリック教会の青年向けカテキズム  – 2013/6/28
日本カトリック司教協議会青少年司牧部門 (翻訳)

本書は青年向けに書かれたカトリック教会の要理書です。『カトリック教会のカテキズム』同様、「信じる」「祝う」「生きる」「祈る」という4編の構成になっていますが、難解な用語の使用を可能なかぎり避け、Q&A形式の柔らかな文体で、カトリック教会の教え全般が解説されています。

回勅 ラウダート・シ――ともに暮らす家を大切に カトリック中央協議会 2016/8/2
教皇フランシスコ (著), 瀬本正之 (翻訳), 吉川まみ (翻訳)

大気、海洋、河川、土壌の汚染、生物多様性の喪失、森林破壊、温暖化、砂漠化、山積された廃棄物……。人間の活動が他者と全被造物とに与える影響に関する、連帯と正義の観点からの考察。しわ寄せを被る開発途上国と将来世代に対し、担うべき責任とは何かを問う。

使徒的勧告 喜びに喜べ―現代世界における聖性 カトリック中央協議会 2018/10/2
教皇フランシスコ (著), カトリック中央協議会事務局 (翻訳)

主からすべてのキリスト者へと向けられた、聖性への招きの考察。秘跡、犠牲、信心業といった、過去の多くの書で説かれる聖化の手段を反復するのではなく、一人ひとりが日常生活の中で、神と隣人への愛によって歩む聖性の道を説く。

使徒的勧告 キリストは生きている カトリック中央協議会 2019/8/31
教皇フランシスコ (著), カトリック中央協議会事務局 (翻訳)

生きておられるキリストからのメッセージを伝え、自己の召命に忠実であるよう青年キリスト者を励ますとともに、彼らに寄り添う立場の司牧者や信徒にも、その成長や活躍の障害や足かせになることのないよう貴重な示唆をなす。

回勅 兄弟の皆さん カトリック中央協議会 2021/9/12
教皇フランシスコ (著), 西村桃子 (翻訳)

利己主義による分断が進み、他者の苦しみを顧みない現代世界の闇を具体的に検証し、「よいサマリア人」のたとえを糸口にして、愛がもつ寛容性と普遍性について説き、弱者を切り捨てることのない開かれた世界を生み出すための道筋を希望をもって提言する。

哲学・神学

カトリックの信仰 (ちくま学芸文庫)  – 2015/7/9 岩下壮一 (著)

神の知恵への人間の参与とは何か。近代日本カトリシズムの指導者・岩下壮一が公教要理を詳説し、キリスト教の精髄を明かした大著。Kindle版もあり。

児童書・絵本