前向きにがんばりたい、前向きに生きていきたいと思っていても、そうなれないときがあるかと思います。
そんなとき、どうすればよいのでしょうか?
はい、それは、考え方、物の見方を変えればよいのです。
「ない」から「ある」に視点を向ける
恒吉彩矢子著『「なかなか前向きになれない」と思ったときに読む本』から、良い考え方をご紹介します。
この本は、「なかなか前向きになれないなあ」と思っている人が、読むと、元気になれる本です。
恒吉さんは言われます。
「人の心というのは、『あるポイント』を押さえると、一瞬で気分を変えることができるのです」
そのポイントとは・・・
「ない」から「ある」に目を向けることです。
なるほど! このことは、私にも良くわかります。
いろいろな人と仕事で接していると、
「ああ、この人はまわりの人から好かれる人だろうな」
「仕事がうまくいく人だろうな」
「いいことが起こる人、ラッキーな人だろうな」
と思える人がいます。
そういう人は、恒吉さんが言われるように、「ない」から「ある」に目が向いている人です。
わたしはそういう人は、自分の著者のなかで、ラッキーさんだと言っています。
ラッキーさんは、感謝の心が豊かです。
ラッキーさんは、自分がもた「ない」ものに対して、不平不満をほとんど口にしません。
逆に、いまわずかな「ある」ものに対して有難いと思い、自分は恵まれているのだと思っています。
だって、ほとんどのものは、無償でいただいたものですからね。
ラッキーさんは人の悪口も言わないし、よく感謝してくれます。
そのため、ラッキーさんは、人から好かれるし、まわりの人は助けてあげたくなるので、仕事はうまくいくのです。
それに、ラッキーさんは、「ない」ことを言い訳にしないで、前向きにチャレンジできます。
お金がなくても、時間がなくても、コネがなくてもそれを言い訳にせずに、「チャンスがある!」と思ったら、ともかく、前向きにチャレンジします。
ですから、ラッキーさんは、「ない」が多くても、やる気は「ある」のです。
「ある」を口ぐせにする
そういえば、わたしも『元気でる魔法の口ぐせ』に書いていましたよ。
★「ない」より「ある」★
自分にないものを気にするよりも、
自分にあるものが何かを考えてみましょう。
才能はない、
けれど、好きだという気持ちがある。
お金がない、
けれど誰にも束縛されない自由がある
コネはない、
けれど時間は1日24時間もある
ものごとをはじめるのに、
「才能」も「お金」も「コネ」もいりません。
いま、あるものだけで十分です。
一番大切なのは、やる気があること。
やる気があれば、あとはなんとかなるものです。
というわけで・・・
「ない」より「ある」でいこう!
いま、いただいているものに感謝しながら・・・ (^.^)
【出典】
恒吉彩矢子著『「なかなか前向きになれない」と思ったときに読む本』(中経出版社) 拙著『元気がでる魔法の口ぐせ』 (PHP研究所)