「あと1年の人生だったら、何をしようか」と考えると良いですよ、という話をしたいと思います。
「あと1年・・・」
「あと1年の人生だったら、何をしようか」
朝(?)から縁起がよくないとお思いの方、すみません。
でも、死(人生のゴール)は必ずやってくるので、それまでに「何をしたい」「何をしよう!」ということを私は、積極的に考えていきたいと思っているのです。
ところで、誤解がないように申し添えておきますが、私はこれまで、一度も入院したことがないくらい健康なのでご安心ください。
それに、私自身は、人様の死(別れ)は、とても悲しいのですが、自分の死(人生のゴール)については、悲しいとはまったく考えていないのです。
さて、話を戻しますが、
「あと1年の人生だったら」
と、考えると良いことがあります。
それは、本当にやりたいこと、大切なことを、優先できるようになるのです。
「あと1年の人生」、それなら、やりたいことを「今日、いま、やろう」と、すぐに実行できるようになります。
やりたいことがあるのに、「いつかやろう」「もう少し余裕ができたらやろう」なんて言って、先送りにしているとあっという間に時間は過ぎていきます。
そうして、ある日突然、人生は終わってしまう。
きっと悔いが残ります。
それは私はいやです。
あと1年しか時間はないから、
「今日、いま、やろう!」
いや、あと1年も時間をいただけると感謝しつつ、
「今日、いま、やろう!」
と考えていきたいのです。
そうやって、これまで1冊1冊、何十冊もの本を書いてきました。
「あと1年の人生だったら」「今日、いま、やろう!」
と考える習慣がなければ、たぶん、1冊も本を書いていなかったと思います。
いのちがあと3日だったら
ところで、2年ほど前に、ある学校の教員研修会に呼ばれたとき、テーマが「いのちの大切さ」だったので、「もしこの世でいのちがあと3日だったら、あなたは何をしますか?」と尋ねて、発表してもらったことがあります。
ある人が「大切な人に手紙を書きます」と答えて、なるほどと思いました。
私も同じことをする、いや、もうすでにしている、と思ったのです。
いまもこうして、長い手紙(ブログの記事)を書いています。
考えみると、「あと1年の人生だったら」これって、実はかなり楽観的です。
「あと3日」の人も現実にいるのですから。
近年、日本では震災がいくつも起こっています。そのなかでも2011年3月11日の東日本大震災では死者・行方不明者が18000名を超える大被害をもたらしました。
亡くなった方々は、自分の人生があの日、突然に終わるとは予想していなかったではないかと思います。
亡くなった方々のことを考えるともし「あと1年」時間をもらえるのなら、実に有難いことだと思えてきます。
今日という貴重な時間をいただけることに感謝しつつ、今日、いま、自分にできることをしていきたいと思っています。
最後の手紙で伝えたいことは
あと3日の命なら、あなたも手紙を書くでしょうか。
書くとしたら、一番大切な人に宛てに書くでしょう。
たぶんあなたが、一番言いたいことを正直に書くでしょう。
それを短い言葉にすれば、「あのときは、ごめんね」かもしれない。
「本当に本当にありがとう」かもしれない。
「これからもずっと大好きだよ」かもしれない。
「いつも幸せを祈っています」かもしれない。
その気持ちを抱きながら、あなたはあと3日を生きるでしょう。
最後の手紙で、あなたが伝えたい気持ちは何でしょう。
その気持ちを今日、伝えることはできませんか。
今日できることなら、今日伝えてみませんか。
読んでくださってありがとうございます。