この記事は、「ふつうの人」が、仕事でもっと「うまくいく人」に変わるための小さな習慣を紹介するものです。
対象読者は、まだ社会人として日の浅い、特に入社3年目までの若い人ですが、場合によっては、新人社員を指導する若きリーダーや経営者の方にも役立つでしょう。
企業としての職種や規模が違いはあり、多少ご自分の会社に合わない表現があるでしょうが、様々な人と関わっていく社会人として基本は同じです。
どんな職業の人からも、貪欲に学べる人が強いのです。
実行すれば、あなたは確実に仕事上の意欲やスキルが向上し、人間関係がよくなっていきます。
その結果、あなたの仕事はもっとうまくいくようになっていきます。
ご紹介する小さな習慣や考え方は、どの業務の方にも応用できるごく当たり前のことです。
ご紹介する小さな習慣や考え方は、どの業務の方にも応用できるごく当たり前のことです。
★本記事のスタイルとしては、まず
〇ふつうの人の例
◎うまくいく人の例
をあげています。その後、【解説】をし、最後の【まとめ】を入れています。
どうかあなたも前向き積極的に学び、社会人としての自分をどんどん伸ばしていってください。
時間配分を決めて仕事をしよう
今日中にしなければならない懸案の仕事AとBがある場合。
〇ふつうの人
今日中に、Aの仕事とBに仕事を終えるつもりでとりかかる。
◎うまくいく人
Aの仕事を45分間、Bに仕事を15分間などと時間配分を決めてとりかかる。
報告書を作るときに、効率のよい仕事ができるのは次の3通りのどれでしょうか。
A 上司に認められる完璧な報告書を仕上げようとする
B 報告書を今日中に作成しようとする
C とりあえず報告書を55分間で仕上げようする
ちょっと考えてみましょう。
Aは、どうでしょうか。
完璧な仕事を目指すのはよい心がけです。
でも、時間の意識がなく、完璧をめざせば、時間はいくらあっても足りなくなるでしょう。
仕事は、期限を設けてその範囲内で完璧をめざすべきです。
Bは、あいまいです。
今日中にやればいいと思っていれば、2時間、3時間かかるかもしれませんし、終わるのは夜遅くになるかもしれません。
Cが、最も効率のよい仕事ができる時間の設定です。
分単位の仕事を意識すると、15分間でどの程度、5分間ならどの程度の仕事量ができるか分かるようになります。
すると、「5分間しかないからできない」ではなく、「5分間もあれば、あれもこれもできる」という意識に変わるのです。
●5分でも一仕事ができる
ほどよく休憩をとろう
もう何時間もぶっつづけで仕事に集中しているとき。
〇ふつうの人
はじめはやる気もあり集中してやるが、息切れしてしまい、あとからボーとなる。
◎うまくいく人
ほどよく休憩をとってリフレッシュする。
仕事にもどると、集中してやるので、効率は落ちない。
仕事を続けてやると、精神的にも肉体的にも疲れてきます。
疲れて当然、人間は活動すれば疲れるようにできているのです。
疲れたまま無理をして仕事をし続けると、明らかに仕事の効率は落ちます。
集中力が切れてミスが多くなったり、ふだんの2倍も、3倍も時間がかかったりするのです。
一日の疲れをとるためには十分な睡眠が必要ですが、仕事中にはどうすればいいのでしょう。
疲れがたまらないように、自分でほどよく休憩をとることが大切です。
基本的には、それまでの活動と違うことをすれば休憩になります。
ずっと黙ったまま手作業をしていたのなら、ちょっとお茶を飲んだり、おしゃべりしたりする。
ずっと机に張り付いていたのなら、少し歩きまわったり、軽い体操をしたりする。
逆に外で動きまわっていたのなら、ゆったりした椅子に腰掛けて雑誌を広げたり、コーヒーを飲んだりする。
そうすることで気分も頭の中もリフレッシュできて、次の仕事に集中できます。
お昼休みには、社外に出て、別の場所の空気を吸うのもいいでしょう。
いつも同じ店ばかりではなく、ときどき違う店に行って、食べたことのないメニューを食べてみる。
同じ人とばかりではなく、違う部署の人や違う会社の人と昼食をともにしてみる。
それだけで気分が一新されたり、新しい情報を教えてもらえたりすることもあります。
食後は、好きな本を読んだり、音楽を聴いたり、体をかるく動かしたりして、ゆっくりゆったりしましょう。
こんなふうに上手に休めば、次の仕事の効率はアップされます。
●うまく休めば効率アップ