『ぐりとぐら』という絵本をご存じでしょう。
ふたごの野ネズミ「ぐり」と「ぐら」のお話。
1963年発行以来、長く愛され続け、日本国内だけで500万部以上も発行さている名作です。
この絵本、何がそんなにいいのでしょうか?
では、ではその秘密を考えてみましょう。
『ぐりとぐら』って、どんなストーリー?
▼ 「ぐり」と「ぐら」のふたりは、なかよし。
そして、おりょうりすること、たべることが大好き。
歌いながら森へでかけると、大きなたまごを発見します。
大きなカステラをつくろうと家にもって帰ろうとするのですが、大きすぎてどうしても運べません。
そこで、発想を転換。
「それじゃあ、おなべをもってきて、ここで作ろう」
こんなふうに、失敗にめげないのです。
そして、さらに楽しいアイディアを出してすぐに実行するのです。
▼ カステラを作っている途中、森の動物たちがぞろぞろとにおいにつられてやってきてもふたりは嫌がりません。
「ごちそうするから、まっていて」
そして、みんなにできたカステラを惜しみなく分けてあげるのです。
▼最後にのっこったのは、大きなおなべときなたまごのからだけ。
「さあ、このからで、ぐりとぐらはなにをつくったとおもいますか?」
という文章は終わり、次の頁には、たまごのからで作った自動車にさっそうと乗っているぐりとぐらの絵。
▼そのユニークな発想に、思わず笑いがこぼれます。
しかも、家とは反対方向へ進むぐりとぐら。
きっと、また冒険に出かけていくんでしょうね。
この先にまた楽しいストーリが待っているかのようです。
『ぐりとぐら』に学ぶ幸せヒント
▼私は、この『ぐりとぐら』からたくさんの幸せのヒントを学びました。
1.幸せになるには大好きことをする。
2.いっしょにいる人と仲よくする。
3.失敗にめげない。
4.うまくいかないときは発想を変えてチャレンジする。
5.自分が作ったものをみんなに与え分かち合う。
6.次々と楽しいことを考える。
7.夢をもってすぐに行動する!
▼子どものための絵本ですが、こんなふうに幸せになれるヒントがいっぱいです。
大人も楽しい気分になれるのです。
【出典】『ぐりとぐら』なかがわ りえこ (著), おおむら ゆりこ (イラスト)
3歳児から楽しめて幸せな気分になれる名作絵本です。