周囲から「あの人はできるな」と評価される一流のビジネスパーソンというのは、あらゆる当たり前のことを実行できる人のことをいいます。
高度なビジネステクニックが必要なシーンというのは少なく、ビジネスの99%は、当たり前のことで成り立っています。
ですから、当たり前のことを当たり前のようにできる人は、周りの人から信頼される「仕事のできる人」になっていきます。
1つずつご紹介していきますので、自分の取り組むべき課題を見つけ、より確かなものにしていただければと思います。
今回は「ほんの少し視点を変える」です。
語尾が変わるだけで相手の印象は変わる
ほんの少し、表現が違っただけで、相手の印象は大きく変わってきます。
たとえば、営業訪問をしている時、あるデータについて解説するとしましょう。
「リスクは約3パーセントしかありません」
「リスクは約3パーセントもあります」
同じ数字を説明しているのに、語尾がほんの少し変わっただけで、印象はだいぶ変わってきます。
前者だと、「安心して契約できるな」とお客様は考えるかもしれません。
後者だと、「もう少し慎重に考えて契約しなければ」とお客様は考えるかもしれません。
極端な例のようですが、こういったことはビジネスではよくあるのです。
肯定的な思考が肯定的な表現を生む
できるビジネスパーソンは、ほんの少し表現が違うだけで、結果が変わってくることをよく知っています。
そのため、物の言い方に細心の注意を払います。
基本は、肯定的な視点でメッセージを発信することです。
さきほどあげた例でみても、
「リスクは約3パーセントしかありません」
は肯定的な表現です。
「リスクは約3パーセントもあります」
は否定的な表現です。
あるできごとを肯定的に見る、というのは「ほんの少し視点を変えるだけで誰でもできること」です。
周囲のあらゆる事象を肯定的な視点で見てみましょう。
肯定的な視点でものごとを見ていれば、表現も自ずと肯定的なものになってきます。