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ケガをして失ったものは、
確かにあるよ。
でもね、
それは億万長者が
千円を落としたようなものだよ。
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ルイス・デ・モヤ
(スペインのカトリック司祭)
ある神父さんが交通事故で首の下から全部の神経を損傷し、車椅子の生活を送るようになりました。
とても明るい性格の人で、まわりの人は彼を見ているだけで励まされます。
「事故でそんな体になったのに、どうしてそんなに明るいのですか」
と聞かれて彼はこう答えました。
「ケガをして失ったものは、確かにあるよ。
でもね、それは億万長者が千円を落としたようなものだよ」
この神父さんは、スペイン、パンプロ市にいらっしゃるルイス・デ・モヤ(Luis de Moya)神父様です。
37歳のとき交通事故に遭い、一命は取り留めましたが、首から下が動かなくなりました。
以来、ずっと車椅子の生活です。
でも、毎日ごミサをたてていますし、神父としての司牧活動もできます。
また、彼はコンピュータが使えます。
首を動かしてカーソルを動かし、息の力でクリックするのです。
そうして、本も書いて出版しました。
ナバラ大学というスペイン有数の大学のチャプレンもしていますし、テレビ出演をして多くの人を励ますこともあるそうです。
私は2000年にスペインでルイス神父様にお会いしました。
聞きしに勝る明るい人でした。
ルイス神父様が明るいのは、今、自分が持っているもの、いただいたものに感謝しているからです。
目に見えるもの、見えないもの、私たちもたくさんのものを、まったく無償でいただいています。
★失くしたものを嘆くより、いまあるものを考えて感謝しよう。