大切なのは、
どれだけたくさんのことや
偉大なことをしたかでなく、
どれだけ心をこめたかです。
マザー・テレサ
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子どもの頃から疑問に思っていたことがあります。
それは次のようなことです。
世の中では、偉大なことをした人を称える。
金メダルを取った人とか、大発明した人とか・・・。
でも、偉大なことをできない人の日々の平凡な営みは価値がないものだろうか。
世間では、偉業を成し遂げた人生は素晴らしいものだと賞賛される。
でも、偉業を成し遂げなかった人生はそうではないのだろうか。
私の父母や私のように、偉業を成し遂げるほどの特別な才能に恵まれず、
平々凡々と生きる人々は、つまらない人間なのだろうか。
無益な人生を過ごしているのだろうか、と。
ときに、あなたも自分をこの世の中の大海原に沈む、
小さな石ころのように感じることはありませんか。
こんなにガンバッテも意味ないじゃないと、
空しくなることはありませんか。
私は長い間、そういう疑問や思いが解けないでいました。
でも、いまは違います。
その解決の糸口になったものの1つが、今日あげたマザー・テレサの言葉です。
「大切なのは、どれだけたくさんのことや
偉大なことをしたかでなく、どれだけ心をこめたかです」
そして、彼女の生き方や他の言葉にもふれていくうちに、次第にわかってきました。
たとえ小さな平凡なことでも、
心をこめて行なうことに価値がある。
そして、真に偉大な人は、
日常生活の小さなことを大切にしている人だと……。