汝自身を知れ
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ソクラテス
(BC470~BC399)
ギリシャの哲学者
東京の友人Hさんから、いまソクラテスの勉強をしているとのメールをいただきました。
そこで、今日はふとソクラテスの言葉を取り上げてみることにしました。
ソクラテスの「汝自身を知れ」という言葉は、自分が無知であることを自覚し
た上で、本当の知を得るようにという薦めを短く要約したものです。
これは彼の座右の銘でありましたし、ディフォイのアポロン神殿にかかげられ
た銘文でもあるそうです。
自分自身を本当に知ることができれば、人は謙虚になれます。
なぜなら、自分がいかに無知で無力であるかがわかるからです。
自分自身は一体何者か?
どこから来て、どこに行こうとしているのか?
この大きな宇宙でどれだけの価値があるのか?
そういうことを考えてみられたことがどなたにもおありでしょう。
ある人はそれによって自分がいかに無知であり、無力であるかを知ることが
できます。
そして自分の卑小さを悟ったときに、人は初めて神に出会えるのだと思います。
物質的には宇宙のチリでしかない人間が、どれほど神に愛されているのか。
実は、ひとり一人が、どれほど大きな価値があるのか。
私は神に出会うことによって教えていただけました。
考えてみるとその出発点は、自分自身を知ることではなかったかと思います。
★自分を弱さを知ることで謙虚さを学ぼう。