作家になって、ほとんどひとりで仕事をするようになりました。
気をつけているのは、時間の使い方です。
ひとりでやっていると、どうしても自分に甘くなってしまいます。
ダラダラと無駄に時間を使ってしまいがちです。
そうならないために、一応、3つの方針を決めています。
作家になった時に決めた3つの方針
1.教師をしていたときより、たくさん働く!
2.前倒しで仕事をする!
3.今日、いま、すぐやる!
今日は、このうち「今日、いま、すぐ!」についてお話ししようと思います。
「今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちをもっている」by ベンジャミン・フランクリン
いわゆる仕事のできる人は、ほとんど例外なく「今日、いま、すぐ!」仕事をする習慣がついています。
よく仕事のできる人は、例外なく返事や御礼が早い。
3分できることなら、いますぐその場でやってしまいます。
ですから、仕事を遅らせることなく、次々とこなしていけるのです。
仕事には期限が必要
ところで、どんな仕事(夢・目標)にも「期限」が必要です。
「いつか、やろう」では、決してうまくいきません。
「いつか、やろう」と思っていると、目先の仕事に追われ、ついつい先延ばしにしてしまうのです。
そして、いつまでたってもできません。
そのうち忘れてしまい、後で気がついて慌てふためくこともあります。
あるいは、すでに手遅れになってしまうことがあります。
「できるだけ早くやろう」というのもあいまいで、同じことです。
「できるだけ早く」も、結局、仕事を先延ばしにしてしまう、魔の言葉なのです。
仕事は「今、する」か、今できないなら、「いつまでにする」と明確に決めておかなくてはなりません。
仕事を頼んだ上司や顧客に、「わかりました。できるだけ早くします」と言っても、彼らは納得しないでしょう。
頼んだ人は、「いますぐ」やってほしいのですから・・・。
「いますぐできない」のなら、「いついつまでにやります」と約束してあげるべきでしょう。
「いま」やったほうが効果的
「今日、いま、すぐ!」やるのは、難しいようですが、その方がたいていのことはうまくいきます。
「案ずるより生むがやすし」(ことわざ)
できそうもないかなと思うことでも、やってみると意外とできてしまうものです。
車を走らせるときと同じで、始めるときには、大きなエネルギーが必要です。
でも一旦動き出すと、あとは慣性の法則でエネルギーはさほどいらないのです。
「千里の道も一歩より起こる」(老子)
大きな成功も、結局は小さなことの積み重ねです。
まずは、今日、はじめの一歩を踏み出すのです。
その一歩とは、電話一本かもしれません。
一本のメールを打つことかもしれません。
一枚の企画の一行目を書き始めることかもしれません。
その一歩を今日のうちにしておくのです。
明日でもいいと思うことを、今日、いま、始める。
そうすると、きっとうまくいくようになります。
(おかげで、文章を書くのが苦手だった私が教師をやめてから、70冊ほどの本を発行していただけました)
あなたの夢につながることを、今日、いま、すぐやろう!
ちなみに、この「今日、いま、すぐ!」の精神を教えてくださったのは、聖ホセマリア・エスクリバーという聖人です。