超人気作家の中谷彰宏さんのご本は、これまでたくさん読ませていただきました。
中谷さんの本は、読みやすいし、面白いし、元気になれます。
わたしは中谷さんの本を読んでいなければ、本を書くことはなかったかもしれません。
中谷さんの本を読んでいると、自分にも一冊くらい書けそうに思えてきました。
で、書いてみたら書けたのです。
中谷さんは、ものすごいスピードで書かれます。年間、50冊~60冊くらいのハイペースで出版されているのではないでしょうか。
これまでに、1000冊以上の本を出版されています。
これだけ書いているのに、書きたいことはいくらでもあるそうです。
簡単に書いてあるのに、内容は深い。達人です。
そんな中谷さんでも、20代の頃は、どん底だったそうです。
サラリーマンをしながら、ひたすらボツ原稿を書いていた時期です。
最初の本が出版されたのは、30歳の誕生日の前日でした。
それまでは、書いても書いてもボツの山。その最初の1冊目も、編集長から4回の書き直しを言われたのです。
当時はワープロ原稿でなく、すべて手書きです。それを4回書き直しの清書をさせられました。
結局、最初の原稿が一番いいということで、最初の原稿が本になったのです。
人生においてこういう時期は必要なのでしょう。
ひたすらボツ原稿を書いていた時期があり、それを乗りこえたから、いまの中谷さんがあるのです。
以前、中谷彰宏さんの講演を聴くことができました。とてもよかったです。
テーマは、『人生の素晴らしさに気づく』
その中のひとつのお話です。
人生に北側に感謝しよう
人生はゲタである。
ゲタは木の幹の、北側の部分を使って作る。
北側は、太陽が当たらない分、年輪の幅が狭い。
年輪の幅が狭い分だけ、強い。
人も、陽の当たらない時期に、強くなる。
だから、人生の北側に、感謝しよう。
「人生はゲタである」
「人生の北側」
中谷さんは、こういうキャッチコピーがうまいのです。
ところで、あなたは、いま人生のどちら側でしょうか。
もし、陽の当たらない「人生の北側」にいるのなら、まさにいま、どんどん強くなっているのです。
そういう時期が過ごせたことを、あとで感謝できるほどに強くなるのです。
2つ目のお話です。
「どん底」の人は人生を変える言葉と出合える
本当にやりたいことは、「どん底」まで行ったとき、見つかる。
どん底にいる人は、詩人になる。
だから、どん底にいる人は、
何気ないけれど、人生を変える、
素晴らしい言葉にめぐり合う。
必死に生きている人は、すごい感性をもっています。
何気ない言葉にも、鋭く反応できます。
豊かにその意味を味わえます。
ですから、人生を変える、素晴らしい言葉にどんどん出合えるのです。
では、最後に、『人生の素晴らしさに気づく』というテーマで、中谷さんが最初にされたお話をご紹介しましょう。
命のレンタル料はお金では支払えない
わたしたちは、命を神様からレンタルしている。
そのレンタル料は、お金では支払えない。
命のレンタル料は、人を幸せにすることで支払える。
世界中の人を助けなくてもいい。
誰か1人でも幸せにできればいい。
そうすれば、レンタル料を払ったことになる。
この考え方は面白いです。
こんなふうに考えている人は、自分の命を決してムダにしないでしょう。
自分の幸せだけでなく、人の幸せを願って生きていけるでしょう。
神様は、わたしたちの幸せを望んでおられ、わたしたちに幸せになってほしいから命を与えたのです。
わたしたちは、お礼に感謝をこめて、「命のレンタル料」を払っていかなればなりません。
自分の幸せを追求することもできますが、もっと価値ある「命のレンタル料」は、人を幸せにすることなのです。
まわりの人を1人でも、幸せにしてあげよう。
自分にできる小さなことを通して・・・ (^.^)