いい言葉

明るい気持ちになれる言葉(カーネギー、斎藤一人、島田洋七)

紹介する言葉は、偉人や賢人の言葉・名言・格言など、きっと心に響き、そして心の糧になる言葉です。

ちょっとした空き時間や待ち時間に、スマホなどで読めるように短い解説を加えています。

これらの素晴らしい言葉にふれ親しむことで、あなたは明るい気持ちになれるでしょう。

デール・カーネギーの言葉

運命がレモンをくれたなら、

それでレモネードをつくる努力をしてみよう。

デール・カーネギー 1888~1955

アメリカの社会教育家                                          

「レモン」にはすっぱいもの、嫌なものという意味があるのですが、それを自分の工夫や努力で「レモネード」のようにおいしいもの、いいものに変えていこうということです。

デール・カーネギーは、貧しい農村に生まれても、苦難に耐え、独立独歩の道を歩んで成功した社会教育家でした。

若い頃は、セールスの仕事がうまくいかず、毎晩、ストレスに悩まされていました。

彼はこの状況を自分の運命だあきらめずに、状況を変える決断をします。

それは本を書きたいという夢に取り組むことでした。

彼は自分のように悩んでいる人を救うための本を書こうと、地道な研究と努力を積み重ねます。その結果、彼が書いた『道は開ける』『人を動かす』などの名著は、世界中でロングセラーとなり、今も多くの人に影響を与えています。

運命は私たちにときどき嫌なものを与えます。

でも、自分の生活を充実した楽しいものに変える努力と工夫をすることで運命は変わり、夢はかなうのです。

【出典】デール・カーネギー著『道は開ける』(創元社)

PR

斎藤一人の言葉

「いい経験をしたなー」

終わったことはそう思うしかないんだよ。

斎藤一人 1948~

実業家

斎藤一人さんは、日本一のお金持ちだと言われる人です。

斎藤さんは、とても明るく商売をする人です。

彼の話を聞いていると、なんでもうまくいきそうな気になります。

斎藤さんも、彼のまわりにも笑顔が絶えません。

その笑顔の秘訣のひとつ。

終わったことを、「いい経験をしたなー」と思うようにするのです。

失敗したことをクヨクヨ悔やんでも仕方ありません。

人のせいにして、人を恨んでもいいことはありません。

それよりも、「いい経験ができたな」「人生勉強ができてよかったな」などと、前向きに受け入れるのです。

叱られたことも、実はいい経験なんですね。

「いい経験をしたなー」と言っていると、感謝できるようになります。

「また、がんばろう」という気持ちになって、笑顔になれるのです。

【出典】斎藤一人著『人生が全部うまくいく話』(三笠書房)

島田洋七の言葉

貧乏人が一番やれることは、笑顔だ。

笑顔は宝だ。

島田洋七  1950~

漫才師・作家

貧しいながらも学校の便所掃除などをして、7人の子どもを立派に育てた佐賀のがばいばあちゃんの言葉です。

ばあちゃんは、孫の洋七さんも学校のことや勉強のことでは叱ることはありませんでした。

ただし、一つだけ口やかましく言ったことがあります。

それは、「笑顔できちんとあいさつをしなさい」ということ。

笑顔であいさつすることは、お金があってもなくてもできることです。

自分から笑顔で元気よくあいさつすれば、相手も笑顔で答えてくれるものです。

にこにこ笑っていれば、まわりの人も楽しそうになります。

人に喜ばれ、好かれるようにもなります。

洋七さんも笑顔であいさつすると、近所の人から、笑顔で声をかけてくれたり、くだものやお菓子などをいただいたりしたこともあったそうです。

 辛い境遇の中でも、礼儀を忘れず、笑顔で明るくがんばっている人をまわりの人を応援してくれるものなのです。 

【出典】島田洋七著『がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!』(徳間書店)