残念な人は、話し方を直そうとしない。
成功する人は、話し方を常に学んでいる。
仕事がうまくいく話し方のヒントです。お役に立てば幸いです。
まずは、残念な人と成功する人の例を比べてみてください。
話が下手なのは、勉強不足?
企画や商品のプレゼンテーションがうまくいかなったとき。
△残念な人
企画や商品に魅力がない、または相手は興味をもっていないと考える。そのため、いつまでたっても話し方がうまくならない。
◎成功する人
自分の話し方・伝え方が良くなかったと反省し、どうすれば企画や商品の魅力を伝えられるかを考える。その結果、高頻度で企画が通ったり、商品が売れたりするようになる。
同じ古典落語で同じネタなのに、話し手の落語家によって面白さが違います。
ですから、落語家はいかにお客を惹きつけて、楽しませるられるかを研究し、練習して、口座に上がります。
そうやって、身についた話術によって、聞く人は、話の内容もオチも知っているのに、落語を楽しむことできます。
私は講演をさせていただくことがありますが、同じネタの話をしても聞く人によって受けが違います。これはネタの問題ではないのです。私の話し方に工夫が足りなかったのです。
たとえば、はじめの頃は、講演の冒頭で「私は話が下手ですが、私の話はいい話です」と言って、少し笑ってもらえました。
でも、お金をもらって講演をやっているのに「私は話が下手」と言うのは、ただの言い訳、そして勉強不足、そして聞いてくださる方に失礼です。
話が下手だと自覚しているなら、そして人前で話をさせていただくのなら、言い訳せずに日々改善し、練習しなればならないのです。
話のプロは常に学んでいる
落語家に限らず、話のプロは、常に話し方を学んでいます。
雑談をしていても、なぜこの人と話していると気分よく会話が弾むのか、なぜあの人は弾まないのか、と考えると勉強になります。
テレビを見ていても、なぜあのキャスターやタレントの話し方には好感がもてるのか、など考えると勉強になります。
このブログのご覧の方は、そうそう講演をする機会はないかもしれません。けれども、企画や商品のプレゼンテーションはすることはあるでしょう。
また、職場ではまわりの人と何らかのコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくことでしょう。
そうしたときに、自分の話し方によって、仕事がスムーズにいくこともあれば、いかないこともあるはずです。
なぜうまくいったのか、なぜうまくいかなかったのか、を考え反省し、また次に活かす。
そういう人は、次第に話し方が上達し、仕事もうまくいくようになるのです。
学びながら実践すれば、話し方は向上する。