周囲から「あの人はできるな」と評価される一流のビジネスパーソンというのは、あらゆる当たり前のことを実行できる人のことをいいます。
高度なビジネステクニックが必要なシーンというのは少なく、ビジネスの９９％は、当たり前のことで成り立っています。
ですから、当たり前のことを当たり前のようにできる人は、周りの人から信頼される「仕事のできる人」になっていきます。
１つずつご紹介していきますので、自分の取り組むべき課題を見つけ、より確かなものにしていただければと思います。
今回は「ほんの少し勇気を出す」です。
不安な人に仕事を頼むほどビジネスは甘くない
今まで経験のしたことのない仕事が目の前にある時、誰だって不安で胸が苦しくなります。
その不安とどう向き合うかで、あなたの成長のスピードは大きく変わっていきます。
今までやったことのない仕事をお客様や上司から依頼された時、
「経験がないから不安です。大丈夫かな……」
と消極的になったら、相手まで不安になってきます。
不安なので、他の人にその仕事を回すかもしれません。
不安な人に、大事な仕事を任せるほど、ビジネスの世界は甘くはないのです。
そんな時、一時的に、あなたはほっとするかもしれませんが、そこに成長はありません。
経験がないことに対しては、
「これはスキルを高めるチャンスだぞ」
と考えましょう。
できないことをどうにかするのが仕事
同じことでも、嫌々やるのと、自分から進んでやるのとでは、結果が大きく変わってきます。
不安でたまらず、嫌々やっていると、必要最低限の仕事しかできない心理状態になります。
それで、お客様を満足させる仕事ができるでしょうか？
楽しむ気持ちを持って、自分から進んでやれば、モチベーションが上がり、様々なアイデアが浮かんできます。
「経験がない」
の他にも、あなたの成長を止める言い訳はたくさんあります。
「時間がない」
「実力がない」
「適性がない」
「周囲の協力がない」
このような言い訳で自分自身の殻にとじこもっているうちは、周囲から評価されることはありません。
仕事には、「できないことでも何とかしなくてはならない」局面がたくさんあります。
できることばかりしていては、ビジネスは成立しません。
成長もなければ、新たな商品やサービスが生まれることもないでしょう。
そのような企業は淘汰されていきます。
できない理由を探す前に、「できる理由」を探しましょう。
「こういう理由でできる！」
「こんな風に工夫すればできる！」
「自分ならきっとできる！」
できる！ できる！ と念じていれば、結果は後からついてきます。
「できる理由」を探すのに、大きな勇気は必要ありません。
「ほんのちょっとの勇気」を出すだけで、新たな自分を開拓することができるのです。
