祈りとは、何でしょうか。
祈りとは、神様との対話です。
誰かと話しあったり、付き合ったりすることで、その人と親しくなれるように、祈りによって神様と親しくなれます。
友だちのようになれます。(尊敬できる先生の生徒・弟子のようにもなれます。敬愛する父親の子どもようにもなれます。)
そんな考え方をご紹介します。
悩みがあるとき・・・
自分に何か悩みがあるときどうするでしょうか。
自分の目の前に大きな壁が立ちはだかってこえられそうにない。
悶々と考えても解決策が浮かばない。
誰にでも起こりうる、そんなときに、どうするでしょうか。
ふつうは、だれか信頼できる人に相談してみようと思うのではないでしょうか。
「ねえ、ちょっと悩んでるんだけど・・・よかったら相談に乗ってくれる?」と、話を聞いてもらい、何かいいアドバスがもらおうとしないでしょうか。
私もそうします。
自分よりも、賢明で、経験もあり、誠実に対応してくれる人はたくさんいるものです。
相談すれば、目からウロコが落ちるような解決策を出してくれることもあるでしょう。
でなくても、話を聞いてもらうだけでも、気持ちが落ち着き、自分で解決策に気づくこともあるものです。
ただ、そういう奇特な人はたいていの場合忙しくて、よほど親しい間柄でなければ、時間を割いてもらえるわけではありません。
カウンセラーやコンサルタントのようなことを専門職としている人なら、当然、お金がかかります。
ところが、お金は一円もかからない方法があるのです。
しかも、どんなときでも、どれだけ長くても話を聞いてもらえるのです。
さらに話を聞いてくれる人は、自分よりもはるかに知恵があり愛のある人です。
つまり神様に相談する。
その方法が祈りなのです。
神様に悩みを打ち明ける
実際に声に出して語りかけ、尋ねるわけでありませんが、私は、祈りのなかでいろいろなことを相談します。
「少し悩んでいることがあるんですが・・・」
「神様、教えてくだい。私はどうすればよいのですか」
人間の私たちでさえ、自分のところに来て、頭を下げ、悩みを打ち明け、教えを請う者を無下に扱うことはまずありません。
もし神様が存在すれば、自分を頼って、相談に来る人にする人を無視するはずはありません。神様は私たちの祈りを聞いていてくださるのです。
そしてもちろん、それに対する神様の答えが声となって聞こえてくるわけではありません。
しかし、祈り続けていれば、答えはいずれ返ってきます。
素直に心を開いていれば、神様の答えを受けとめることができるのです。