新しいことをやってみたいけど、ちょっと勇気がもてないという人のために書きます。
まず、幼い子どもについて考えてみましょう。
私はいま2つの保育園で読み聞かせをしたり、ある施設で0歳から5歳まで子どもの世話をしたりして、幼い子どもと付き合う機会が多くなりました。
子どもたちを見ていてつくづく思うのは、幼い子どもは、毎日が新しいことの発見やチャレンジで、毎日ワクワクドキドキして、目が輝いていることです。
失敗して泣くこともありますが、成功して体中で大喜びすることもあります。
毎日新しく出会うこと、やってみたことが、すべて学びであり、成長につながっているように思います。
では、大人は…?
大人は年齢が上がるにつれて、新しいことを発見したりチャレンジしたりする機会は少なくなるのでは?
IT分野などで新しい技術や知識は増えてきますが、効率はよくないのでしょうが、慣れ親しんだ昔の古い方法や技術に慣れていれば、そのほうが楽で、やりやすいものです。
そもそも年齢が上がるにつれて、新しいものを習得する意欲も体力も減少してくる傾向は否めません。
「もういい年だからね」「もう〇〇歳だからね」「どうせ今さらやっても」
という言葉が出てきて、目がドヨーンとなって、動かない。
だんだん、そうなってくるんですね。
でも、年齢がいくら上がっても、新しいことにチャレンジする気持ちをもてば、心はワクワクドキドキして、目が輝いてくるものなのです。
目標をもって夢にチャレンジしている大人は、年齢に関係なく、活き活きしています。体も心も若返ってくるようです。
そこで、新しいこと、自分が前からやってみたかったことにチャレンジするために、7つの名言をご紹介します。
昨日とは違うことをやってみる
アインシュタインが言っています。
「同じことをしていながら、これまで違う結果を期待することほど、愚かなことはない」(アインシュタイン)
たとえ環境や場所や時が変わっても、改善すべき生活習慣や行動習慣を頑として変えず、これまでと同じことを繰り返すなら、これまでと違う結果は決して生まれないでしょう。
もし10年以上同じことを繰り返して、満足しているのなら、それはそれでいいと思います。
それに満足し、それが自分を幸福に導いているのなら良い習慣です。
ただ、同じことを繰り返す生活に不満をもっているのなら、そして、これまでと違う特別な結果を期待するのなら、何か新しいことをやってみてよいのではないでしょうか。
新しいことにチャレンジしてみるのです。
または新しいやり方でやってみるのです。
毎朝、鏡の中の自分に問いかけてきた。 「もしも今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることをやりたいと思うだろうか?」と。 NOと答える日が何日も続くようであれば、何かを変えなければならないということだ。
スティーブ・ジョブズ(アメリカの実業家)
前からやってみたかったことをやってみる
マーク・トウェインが言っています。
「いまから20年後、あなたはしたことより、しなかったことにもっと失望しているでしょう」(マーク・トウェイン)
ジェフ・ベゾスが言っています。
「失敗しても後悔しないのは分かっていた。しかし、もし試さなかったら、ずっと後悔していただろう」(アマゾン・コム創業者 ジェフ・ベゾス)
前からやろうと思っていたことをする。
前から行きたいと思っていたところに行く。
前から会いたいと思っていた人に会う。
これらは、皆、夢を実現させる一歩となります。
新しいことをするのは、自分を動かすやはりエネルギーが必要です。
自分を動かすのは誰?
自分でしょう。
つまり自ら動く。
では、いつから動く。
やろうと思ったとき、です。
後でやろうと思ったら、たぶんずっとしないでしょう。
なので、やりたいと思った今日。
今、やるのがベストタイミングでしょう。
今日、できることからやる
「木を植える一番いい時期は20年前だった。だが、次にいい時期はいまである。」(中国のことわざ)
今することは、多くの場合、すぐには結果がでしょう。
しかし、種をまかなければ、芽はでません。
待っていても、花は咲きません。
なので、今日、今、小さな種を一粒をまくのです。
その最初の一粒から花が咲きます。
木が育ちます。森になります。
夢を実現させるために必要なのは、大きな実力ではなく、小さな実行です。
未来に実力がついてから始めるのでなく、今の自分で実行してみるのです。
「〈今〉、良い行いをしなさい。過ぎ去った〈昨日〉のことを思い出さず、来るか来ないか分からない〈明日〉を思い煩わないで」(聖ホセマリア・エスクリバー著『道』253番)
「思い立ったが吉日」です!
前向きにチャレンジすれば、成功しても失敗しても、学びがあり、成長します。
人は100歳になっても成長しながら、人生を楽しめると私は確信しています。
創(はじ)めることさえ 忘れなければ人は、いつまでも若さを保てます。
日野原重明(医師 享年105歳)