「夢は見るものではなく、かなえるもの」澤 穂希
▼2012年1月9日(日本時間10日)、なでしこジャパンの澤 穂希(ほまれ)選手がFIFA(国際サッカー連盟)による年間最優秀女子選手に選ばれました。
日本ではもちろん、アジアでも、初めての快挙です!
世界一のプレーヤとして認められた澤選手ですが、意外なことに彼女は、なでしこジャパンのなかで運動能力は特別優れているわけでなく、平均的なのだそうです。
運動力テストで、持久力、ダッシュ力、ジャンプ力など、どの種目でも一番になったことがないのです。
澤選手は、外国人選手のなかに入るといっそう体格が小さく、スピードもパワーもないように見えます。
そんな人が世界で最も活躍したと認められたわけですね。
私はとりわけその点をうれしく思っています。
▼彼女は、普通なら引退する年齢になっても、サッカーがうまくなっていると言われます。
それは、なぜでしょう。
サッカーが本当に好きで、世界一になるという夢をあきらないでやってきたから。
身体能力だけでなく、感性を磨き、生活習慣を改善し常に最高のプレーを心がけているから。
仲間を信頼し、助け合いながら、チームみんなでレベルアップしてきたから。
勝っても負けても、謙虚に反省し、次を目指して努力してきたから。
それらすべてが彼女をより成長させてきたのでしょう。
▼澤選手がずっと心に刻んできた言葉があります。
「夢は見るものではなく、かなえるもの」
大きな夢をかなえるには、小さな努力の継続が必要です。
まずは自らが動かなければなりません。
「行動すればやる気が湧いてくる」
澤選手も調子がよくないときもあったはず。失敗をして落ち込んだときもありました。
それでも行動をすることで、コツコツと「毎日、夢のレンガを積み上げていった」のです。
▼身体能力で一番でなかった澤選手が、世界一の選手になれたのは、私たちに、特に子どもたちに勇気や希望を与えてくれます。
「自分を信じて、あきらめないで、がんばり続けていれば、きっと神様はみなさんのところにもやってきてくれるはずです。
『さあ、夢をかなえる時だよ』
神様はそう言いながら。心の扉をノックしてくれると思います」澤 穂希
私たちも努力を続けていると、きっと神様が応援してくれるのです。
今日も夢のレンガを積み上げていきましょう。 (^.^)
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【出典】澤 穂希著『夢をかなえる。 思いを実現させるための64のアプローチ 』