人生は、まだまだこれからです。
私は100歳まで生きるつもりですが、私の友人もそうです。
100歳の時に叶えたい夢がある!のです。
まずは、友人(会社の社長)の話から。
ある友人の「100歳で100キロ完歩」の夢
滋賀県草津市にある教育ソフトの制作販売会社タオの社長、井内良三さんという友人の話です。
井内さんは、2017年10月に琵琶湖の約半周を一昼夜かけて歩く「第4回びわ湖チャリティー百キロ歩行大会」に参加しました。
超大型台風21号の影響で強まる風雨の中、冠水した道路を歩く最悪の環境下、彼は約七百人の参加者中、10番目の記録で完歩しました。
友人たちは、「58歳なのにスゴイ!」とほめてくれましたが、奥さんは、「でも9位の人には負けたでしょ」と、にべもありません。
7歳年上の奥さんはすこぶる元気で、「58歳は、まだまだヒヨッコ」と思っているそうです。
売り言葉に買い言葉、「なら、100歳で100キロ完歩ならスゴイかい?」
「それは、スゴイと思う」
「じぁ、僕が42年後、100歳で100キロ完歩したら、ゴールに迎えに来てよ」
「……いいわ。」
こんなやりとりがあり、
2059年、「100歳で100キロを完歩した私を、107歳の妻がゴールで迎える」
という壮大なドラマが、井内さんの夢に加わったそうです。
この話をご本人から聞いて、大笑いました。
井内さん夫妻は、20数年前に二人で起業した会社で、第十回日本e-Learning大賞の「天神」を創り出した有言実行の方々です。
この夢も、年賀メールで公表していたので、本気です。でも、さすがに難しいと思います。
これまで以上に節制しながら100キロ歩行できる健康と体力を維持し、あと42年間、夫婦仲良く生活していかなくてはなりませんから。
難しくとも、いつまでも夢と希望をもってがんばっていこうとする姿勢に、同じ歳の私は、笑いながら大いに励まされたものです。
私の100歳で達成したい夢
おかげで、私も前から考えていた夢を語る勇気を得ました。
「僕は100歳まで働く。死後、僕の絵本はミリオンセラーとなり、印税はすべて献金する」。
そう語ると、周囲の人たちから、あきれ顔で言われました。
「まず100歳まで生きるという前提が無理」
「100歳まで働くなんてさらに無理」
「そういう人は特別な人だよ(あなたには無理)」
という予想通りのつれない反応でした。
まあ、いいのです。
口にして表明することで、決意はいっそう強まります。
「無理だよ」「馬鹿々々しい」と言われたり、無視されたりしてもいいのです。
そのおかげでいっそう本気になれて楽しいのです。