残念な人は、お礼や報告を遅らせる。
成功する人は、小マメにお礼や報告する。
仕事がうまくいく話し方のヒントです。
まずは、残念な人と成功する人の例を比べてみてください。
感謝の気持を表すには
仕事のやり方でもう一つ要領がつかめていないのをみかねて、先輩が仕事のやり方のコツを教えてくれた。
△残念な人
教えてもらっても、他のことにかまけてすぐに実行しない。教えてくれた先輩は、すぐにでも実行して良い結果がでることを期待しているが、報告もしてくれないと自分を軽視されているように感じて、がっかりしたり腹を立てたりする。
◎成功する人
「ありがとうございます」とお礼を言って、すぐにやってみる。
やってみてうまくいったら、「〇〇さん、さっきのうまくいきましたよ。ほら、みてください」と報告に行く。
「これまでの苦労がウソみたいにスムーズにいくようになりました。ありがとうございました」と再度、感謝する。
人から教えていただいたらどうすればよいのでしょうか。
基本的に三つあります。
1.その場で感謝する。
2.実行する。
3.後で報告して、感謝する。
報告、感謝で信頼が増す
たとえば、上司に「この書類を見ていただけないでしょうか」とお願いして、見てもらうとします。
そのとき、赤ペンで直され、「ここは、こういう表現にした方がいいよ」と教えてもらうことがあります。
そのとき、「ありがとうごさいます」とお礼を言うのは当然です。
次には、教えてもらったことをできるだけ速やかに実行することが大切です。
このケースでは、速やかに書類を修正することです。
その後、「この通り、修正し終えました。教えていただいてありがとうございました」と報告をするのです。
先輩や上司は教えてあげたが、その後どうなったかなと気にしています。
気にしてはいないように見えても、部下が自分の言葉をどう受けとめたのか知りたいのが、上に立つ者の心理です。
ですから報告し感謝することで、上司は安心します。
そして、信頼関係が増します。
上司に限らず、まわりの人とのちょっとした報告や感謝が、よい人間関係を築くのです。
そのような信頼関係のある人に、より重要な仕事が任されるようになります。
報告して感謝すると、また教えてもらえる。