今どきの高校生も、しっかり話を聞いて考えることができます。
2019年5月30日(土)、松山市の聖カタリナ学園高等学校の「聖母を讃える集い」の中で、講演をさせていただきました。
テーマは 「前向き・肯定的・感謝の心で元気に生きる」でした。
実は、同校には6年前に「幸感度をアップするヒント」という話をさせていただいており、今回2回目です。
6年前は女子高校でしたが、現在は共学高校。しかも、野球部などスポーツ系の男子が目立っていました。
お話したのは、高校時代の自分が聞きたかった話です。私がこれまでいろいろな方から教えていただいた様々なことを、吸収力の強い高校時代に聞いていれば、その後の人生はより良く変わってくると思うからです。
男女とも熱心に聞いてくれて、後で感想文を書いてくれました。話をきちんと聞いた上で、自分の現在の生活や将来に結び付けて考えている感想が多くありました。
皆様にもご参考になることを願い、5つほどだけですが、ご紹介します。(野球部男子の感想もありますよ)
今日一日を通して 1年 T
私は今日の「聖母を讃える集い」で、元気で幸せになれる七つのヒントのお話を聞いて、前向きに物事を考え、肯定し、感謝の心をもつことができるようになった気がします。
お話してくださったヒントの中で特に心に残ったものが、「良い言葉を口癖にする」ということです。
私は、普段から「疲れた」「だるい」など、その言葉を口にするだけで気分が下がってしまうような言葉をすぐに言っていました。
でも、今日のヒントを知って、これから大変なことやしんどいことがあっても、意識して元気が出る言葉を使うことで、自分の気持ちも前向きに変わっていくような気がしたので、今後気を付けたいと思いました。
特に「大丈夫、なんとかなる」という言葉は、聞くだけで勇気づけられ、この言葉が口癖になったら私も私の周りの友達も元気が出るような気がします。
もう一つ心に残ったヒントがあります。それは、「人が喜ぶことをする」ということです。
「人が喜ぶこと」と聞くと、何かプレゼントをあげたりするのかなと思ったけど、例えば挨拶をしたり、親切にしたり、笑顔で接したり・・・誰でも今すぐにでもできることだったので、私もすぐ実行したいと思いました。
こんなたくさんの素敵なお話を聞いた後のボランティア活動は、普段の倍以上のやる気が湧いてきました。今日の石手川のごみ拾いの活動も中井さんから教えていただいた「元気で幸せになる七つのヒント」のうちの一つの行動だと思います。
私はたくさんのごみを拾いましたが、作業の後そのごみを見ると嬉しくなりました。
今日一日を通して、これからの生活に役立つことをたくさん教えていただいたので、明日から「前向き・肯定的・感謝の心で元気に生きる」ことを心に留めて過ごしていきたいです。
聖母を讃える集いに参加して 2年 M
聖母を讃える集いで、「前向き・肯定的・感謝の心で元気に生きる」の講演を自分にあてはめながら聞くことができた。
まずタイトルの言葉の中で、高校に入学してから二つのことについてできることが増えたと思う。
一つは「前向き」という言葉だ。
私の入っている部活はバレーボール部で、チームワークが大切だから自分がミスをして落ち込んでいても他の人に迷惑をかけてしまう。なので、すぐに心を切り替えて前向きに考えることが大切だと学んだ。
そして、試合で緊張して不安になったりするときでも、「いつものようにしたら出来る。」と心の中で言ったり、チームメイトが落ち込んでいてマイナスなことを言っていたら「出来るから頑張ろう」などと前向きなことを言ったりするようになった。
もう一つは「感謝の心」だ。
私は寮生で、洗濯や買い物などを自分でしなければならなくなり、眠たくても疲れていても同じようにやらないといけないのでとても大変だと感じた。
母はこの大変なことを今までずっとしてくれていたし、今もずっと続けていると考えるととてもすごいなと思った。この体験から、どんなことがあっても感謝の心は家族にはもちろん、自分の知っている人に伝えないといけないし、忘れてはいけないと思った。
元気で幸せになれる七つのヒントの中に、良いことがたくさんあるなと思った。
その中で私は夢・願いを言葉にすることがあまり出来ていない。恥ずかしかったり言いにくかったりしても、夢・願いを書いて机の前に貼って毎日見て、一日一日頑張るようにしたい。
聖母を讃える集いはとても良かった。
まだまだ自分に足りないことがたくさんあるから、一つ一つ出来るようになったらいいなと思う。
「毎日を楽しくするために」2年 H
「どうしたら、もっと毎日が楽しくなるだろう。どうしたら幸せになれるだろう」
これは、勉強ばかりの日々で、あまり日常に楽しみを感じられなかった私が考えていたことです。
勉強でも運動でも何をするにしても、楽しくないと続かないし、上達もしないと思います。
でも、その楽しくする方法が私にはわかりませんでした。だから、今日の中井先生のお話は、とてもありがたく、ためになるお話ばかりでした。
特に、そのお話の中にあった2つのことを今日から行っていきたいです。
1つ目は、夢を言葉にすることです。
私には行きたい大学があり、そのために今、勉強を頑張っています。
でも、まだまだ学力が足りていないので、少しでも自分の勉強に対するモチベーションややる気を維持するために、先生がおっしゃっていた紙に夢を描いて張っておくということをしたいと思います。そうするだけで、本当に合格できる気がするし、やる気も上がります。
2つ目は、人が喜ぶことをすることです。
毎朝、おはようと笑顔で挨拶をしたり、人に親切にしたりなど、人を喜ばせる方法はたくさんあります。
たとえ、その見返りが自分に返ってこなかったとしても、相手が少しでも笑ってくれたら自分の心は満たされると思います。
お話の中に出てきたマザー・テレサや、マリア様のように、いつでも誰かのことを思って行動していきたいです。
夢を言葉にする、そして人が喜ぶことをする、この2つのことを常に心に留めて、前向きに、元気に生きようと感じました。
いろいろな偶然が重なり合って、私たちは生まれ、“今”を生きられていると、先生はおっしゃっていました。
せっかくこの世界に生きているのならば、生まれてきたことに感謝をして、少しでも物事を前向きに、プラスに考えられる人になります。
今がどんなに辛くても、きっといつか「あんなこともあったよね」と笑える日が来ると信じて、今日も、明日も、そしてこれからもいろいろなことを乗り越えていきたいです。
聖母を讃える集いに参加して 3年 O
今年で入学して三回目の聖母を讃える集いでしたが、今年のお話は今までで一番わかりやすく、日頃の生活を顧みることのできたものでした。
中井先生のお話は、生きていく中でとても役に立つものだと思いました。
先生は元気で幸せになるためには、前向きな心、肯定的な心、感謝する心の三つが大切だとおっしゃっていました。
私は野球部に所属していますが、このような考え方はスポーツをしていく上でも大切なことであると気づきました。
行動は自分の気持ちの持ちようで変わってきます。前向きでポジティブな気持ちで過ごすことで何事にもチャレンジできると思います。
またそのチャレンジも素直な気持ち、肯定的な心で行うことでより良い結果が生まれるのではないかと考えます。
また野球ができることに感謝し、先生方や支えてくれる家族に感謝の気持ちを持つことで、より一層ひたむきに野球に取り組めるのではないかと思います。
これらの「三つの心」は、常に自分で意識して持ち続けていきたいです。
そのために、日頃からマイナス思考でいることや、ネガティブな発言をするのはやめて、プラス思考な自分で生活したいです。
それでも自分にとって不幸なこと、困難なことが自分に起こるかもしれません。その時には、その意味を深く考え、自分にとっても気づきはなにかを考えることのできる強い心をもちたいです。
それに加えて、あとは自分の周囲の人への気配り心配りのある行動をし、人を思いやれる人間になりたいと思います。
今回学んだことをこれからの生活で生かし、今後の将来がより豊かなものになるよう頑張っていきたいです。
言葉が人に与える力 3年 O
私は、今日の講演を聞いて、言葉が人に与える影響力、重みを改めて感じました。
人に何かを訴えかけるのも人の心を動かすのもまず言葉です。
言葉は誰かを幸せにすることもできます。
その反面嫌な思いをさせてしまうこともあります。
毎日たくさんの人と話す中で私は、自分の発する言葉またはその言い方によって相手を傷付けてしまわないかを考える心の余裕を持ちたいと思いました。
発する言葉や口癖はその人を表します。心の余裕を持つことで周りの人達に優しくなれると思いました。
また、自分の気持ちを言葉にして伝えることの大切さも学びました。
思っているだけではいくら家族でも伝わりません。自分が家で手伝いをして「ありがとう」と言われて嬉しかったように、何かをしてもらった時は言葉にして感謝の気持ちを伝えられる素直な心を大切にしていきたいです。
今私は看護学生として、闘病生活の中で、辛い思いや苦しい思い、たくさんの不安を抱え、自分のしたいことが自由にできないことを苦痛だと感じている患者さんのその気持ちを傾聴し、少しでも前向きな気持ちになってもらえるように言葉をかけていきたいです。
人として、また看護師を目指す者としても、自分の言葉によって人に何かを与えられる人になりたいです。
私は趣味でよく本を読みます。たくさんの本を読んできた中で私は作者の言葉によって幸せな気持ち、前向きな気持ちになれた本にたくさん出会うことができました。
人に何かを伝えるツールはたくさんありますが、自分の言葉によって人に幸せな気持ちを与えられる人になりたいです。
また、人に嫌な思いをさせてしまう言葉はふとした時に出てしまうものだと思うので、その場の雰囲気や気分で言葉を発してしまわないよう常に心がけ、それが当たり前にできるような人になりたいと思います。
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私が高校生の時には、こんなに前向きなことを考えていなかったし、言葉に表すことはできませんでした。皆さん、素晴らしい!と感心しています。
【出典】『令和元年度 聖母を讃える日 訪問活動・講演感想文集』(聖カタリナ学園高等学校)