講演

講演「幸感度をアップするヒント」(聖カタリナ学園)

2013年5月28日、愛媛県松山市の女子高校で生徒さんたちに『幸感度をアップするヒント』という講演をさせていただきました。

正直言いまして、私のようなおじさんから見れば、いまどきの女子高生なんてよくわからない存在です。

女子高生からも、「ふーん、よくわかんなーい」という反応があるかと思いきや、話してみるとそうではありませんでした。

その感想を読んで、みな真面目に自分のこと、生き方を見つめて考えているのだなあと感心しました。

私が高校生のときと、大違い、ぜーんぜん違います。(笑)

では、少しご紹介します。

感想「幸せになるために」

 

「幸せになるために」
1年 □□□□

今、あなたは幸せですか?

そう聞かれても私は自信をもって「幸せです」と言えるだろうか。

今日、中井先生の講演を聴いて深く考えさせられた。

幸感度、つまり幸せを感じる力を上げるための話は印象深いものがあった。

1つ目は「前向きに物事を考える」ということである。

残り半分のジュースが目の前にあれば、私は間違いなく「半分しかない」と思ってしまうだろう。

私は1つの結論にたどりついた。

まず言葉から入ればいいのだ。

嫌なことがあって気分が沈んでいても「××だ。でも○○○だから大丈夫だ」と無理やりでも声に出せばだんだん心も前向きになっていくはずである。

2つ目は、当たり前ではない今に心から感謝するということだ。
私が今こうして学校に通って勉強できるのはとても幸せなことなのだ。

そのことに対する感謝を私はちゃんとできているだろうか。
幸せだと思えているだろうか。

そう考えると今までの私の行動は反省しなければならない。

私は「なんで私だけ」とか「こんな勉強したくない」と弱音ばかりこぼしていた。

それは、我儘だと気づいた。

だからといって勉強が大好きになれるわけではないが、勉強できることへの感謝は忘れないでいたい。

そして、周りの人々にも感謝し親切に接したいと思う。

幸せとはなんだろう。

その答えは人によって様々である。

私は、中井先生の講演を通して、幸せとは「なる」ものではなく、「見つける」ものかもしれないと感じた。

何気ない日常の中にある幸せを私は見失うことのないようにしたい。

これからは、当たり前のことに感謝し、楽しみながら幸せを探していこうと思った。

ね、しっかりしているでしょう。

この子は、人から聞いたことをもとに、自分で反省し、どうすればいいかも自分で考え、決意を述べています。

きっとこの子は自分を変えていけると思います。

自分の願いどおり、何気ない日常の中にある幸せをたくさん見つけ、
感謝できる人になっていけるのではないでしょうか。

何かを教えると、逆に教えられることがあるものです。

年下の人、生徒、子どもにも学ぶべきことがありますね。

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「感謝」についての感想

『幸感度をアップするヒント』という講演では、7つのヒントを話しましたが、特に「感謝」についての感想が多かったように思います。

その部分だけ、少しご紹介します。

●2年Kさん

話の内容は凄く自分のためになるような話ばかりで、すべてにおいて役立つことばかりでした。

(中略)

3つ目は、「感謝」です。

自分の体が元気であることに、おいしいご飯が食べられることに、部活が出来ることに、学校に行けることに感謝していきたいです。

それに一番お母さん、お父さんに感謝しないといけないなって話を聞きながら思いました。

 

●3年Yさん

今日という日がプレゼントだというお話も印象に残りました。

今日という日を迎えられたこと、そして何ごともなく無事に一日を終えることができる、

それは当たり前なんかじゃなく、とても大きなプレゼントなのだと考えると、

すごく幸せな気持ちになり、
全てのことに感謝する心が芽生えた気がします。

 

●2年Tさん

一番心に残っていることは、

「私たちは、目に見えるものだけでなく、目に見えないものまでもらっている。それを感謝するか、しないかによって幸せになれるかなれないか決まる。」

ということです。

今日を当たり前のように生きていた私はこれを聞いたとき自分の考えが間違っていたことに気づきました。

そして、すべてが当たり前にあるのではない、すべてのものに感謝しようという気持ちになりました。

今日という日を生きて、今という時間を過ごせることに感謝して、自分も他人も幸せになれるような日々を送りたいと思いました。

私も日々感謝しながら幸せな生活を営んでいきたいと思っています。

【出典】『平成25年度 聖母を讃える日 訪問活動・講演感想文集』(聖カタリナ女子高等学校・現在は聖カタリナ学園高等学校)

言葉のしおり

人と出会えば、いろいろないいことがあるものです。

その一つ、皆さんにお分けしたいことがあります。

それは、いい言葉。

講演した聖カタリナ女子高等学校のシスターから、本にはさめる7枚の「しおり」をいただきました。

そのしおりには、とてもいい言葉が載っているので、ご紹介します。

どれか一つでも、心に響く言葉があれば幸いです。

●希望は、明るい人生の背骨です

 

●「ありがとう」という言葉は、幸せへの近道

 

●「ごめんなさい」という言葉は、誰にも大切な言葉

 

●感謝する人こそは、幸せな人になります

 

●人間は外面を見るが、神は心を見られる

 

●神様に喜ばれるような「心」を持って生きることができますように

 

●あなたは良い人です。神様に愛されています