幸運は、人が運んできます。
ですから、運が良くなるには、人間関係を良くすることが大切です。
それにはコツがあります。
私はそれを運が良い人たちから学んできました。
すると、私もだんだん幸運に恵まれてきたのです。
カンタンなことですが、その効果は抜群!運が良い人の小さな習慣を知って、何か一つでも、これはいい!と思うものがあれば、試してみてくださいね。
全部でなくていいのです。無理をしないで、できそうなもの次のようなステップをふんで・・・。
1ステップ まずは試しにやってみる
2ステップ 2度、3度と繰り返す。
3ステップ もっと繰り返して、習慣(クセ)にしてしまう。
紹介した小さなコツが習慣になったとき、あなたに、きっといいことが起こりはじめます。たくさんいいことが起こります。
あなたはもっと運が良い人になります。そのあなたに相応しい素晴らしい人にも出会えます。
運が良い人は、相手ではなく自分を変える
たとえば、あなたに嫌いな人がいるとします。
威張っていて、態度が冷たい。
あの人はイヤな人だ、あの人を変えてやろうと思って、「あなた、その態度直したほうがいいよ」と諫言しても、聞いてもらえるわけがありません。
自分のことを悪く思っている人からの注意なら、反発されるのがふつうです。
相手を変えようとしても、カンタンには変わらないのです。
ですから、イヤな相手を変えようすればするほど、あなたが疲れるだけです。ストレスが溜まります。
では、どうすればいいのか。
「あいつはイヤやつだ」という相手に対する自分の考え方を変えるのです。
まず、相手のいいところを見つけます。
1つだけでもいいです。
威張っているけど、小さな子供には優しいところがある。
お年寄りには礼儀正しいし、困っている人を助けていることもあった、など。
さらに、その人がなぜイヤな行動をするのか言い訳をさがしてあげます。
もしかしたら、成績が悪いことに劣等感をもっていて空威張りしているのかもしれない。
そうすると、「あいつは案外いいヤツだ。それにちょっとかわいそう」と思えるようになります。
これまでイヤだった人が、イヤでなくなります。
★運が良くなる小さな習慣
「あいつはイヤなやつだ」という考え方を変える!
運が良い人はまわりの人のいいところをさがす
まわりの人への見方を変えるカンタンな方法があります。
イヤな人のいいところを紙に書き出してみるのです。
その人のイヤなところは、さておき、いいところを書き出してみましょう。
きっと見つかります。
そうすると、いつも融通の利かない人でも、見方を変えれば、とても几帳面に仕事をする人だったりします。
いつも仕事が大雑把な人でも、見方を変えれば、とてもおおらかな人だったりします。
その人のいいところを見つければ、その人をちょっぴり好きになれます。
いい人間関係のコツは、あなたが相手の人をちょっとだけ好きになることです。
好きになれば、相手のことであなたがイライラしたりすることは、少なくなります。
ほんのちょっとだけでいいのです。
誰にでもいいところはありますから。
見つければ、ちょっぴりその人が好きになれます。
★運が良くなる小さな習慣
イヤな人のいいところを書き出してみる!
運が良い人は人をほめる
子どもをほめるよりも、叱ることの多い親がいますが、それでは子どもは伸び悩みます。
子どもは自分の存在を認めてほしいと思っています。
自分の努力を認めてほしいと思っています。
それを「ダメじゃないの。ダメねえ。ダメな子ね」と言って叱ってばかりいると、そのとおりになります。
その子は「自分はダメな子なんだな」と思い込み、自尊心をなくし、やる気をなくします。
子どもはほめて育てるものです。
よいところ、がんばっているところをほめて認めてあげるのです。
そうすることで、自信をもち、ますます意欲をもちます。
人はほめて伸ばす。
これは親だけでなく、学校の教師、会社での上司など、人の上に立つすべての人が心がけるべきことです。
もちろん、ときには叱ることも大切です。
でも、叱って効果があるのは、何かをやめさせたいときです。
叱るだけでは、積極的な行動に結びつかず、よい人間関係も築けません。
人のよいところも見つけて認めてあげる。
ほめられると、誰でもうれしいものです。
そして、あなたに好意をもってくれます。
★運が良くなる小さな習慣
よいところ見つけてほめる!
運が良い人は悪口、陰口を言わない
悪口、陰口はマイナス言葉です。
言っているときは、それで気分が晴れることがあります。
第三者はそれを聞いて喜ぶこともよくあります。
でも、それは一時的なものです。
悪口は結局、言う人や聞いている人の心を貧しくし、マイナスに傾かせます。
言われた本人の心を傷つけ、怒らせたり、悲しませたりします。
言葉はブーメランなのです。
「バカ!」では、終わりません。
「なにっ、お前の方がバカじゃないか!」と、返ってきます。
言葉で返ってこないときは、もっと恐ろしいことになります。
言い返えせない人は、そのときの気持ちを溜めて怨念とします。
その怨念は、あとで何倍にもなって悪口を言った人にふりかかりるのです。
陰口も、やはりその言った本人にプラスになることはありません。
「あいつ、こんなこと言ってたよ」と、いずれ誰かの陰口の対象になっていきます。
★運が良くなる小さな習慣
人の悪口を言わない!
運が良い人は、人のミスを責めない
誰でもミスをします。
たとえば、小さな仕事でミスをした人に、「ほら、また、ちがってるよ」と、相手を責めるように言ってもいいことはありません。
内心は辛い思いをしている本人を責めても、恨みを買うだけです。
また、約束の時間に遅れて来た人に、「また、遅れて来たのか」とイライラしたり腹をたてたりしてもいいことはありません。
相手と気まずくなったり、ケンカになったりして、それまでのよい関係が壊れるだけです。
相手が何かミスしたら、その人の言い訳をさがしてあげましょう。
遅れてきたのは、体調が悪いからかもしれないな、とか。
書類を書き損じたのは、仕事が山のようにたまって、見直す時間もないのかもしれないな、とか。
きっと言い訳があるはずです。
その人の言い訳がわかれば、その人のミスに対する怒りもおさまります。
助けてあげたいという優しい気持ちもでてくるかもしれません。
どうしても注意したいことがあれば、怒りがおさまってから言えばいいのです。
穏やかに一対一で、手短に。
何十分間かけても受け入れなかったことを、わずか一言で聞き入れてくれることがあります。
★運が良くなる小さな習慣
言い訳を捜してあげる!
運が良い人は笑顔がいい
「笑う門には福来る」
幸運は明るく笑っている人のところへやってきます。
明るい笑顔の人のもとに人も集まります。
物を買うときに、無愛想で怒ったような表情の店員さんの店と笑顔でにこにこした店員さんの店があったら、どちらの店で買いたくなりますか。
同じ品物で同じような値段なら、笑顔で応対してくれて、「ありがとうございました」と笑顔で喜んでくれる店員さんのいる店で買いたくなります。
子育ても、笑顔だとうまくいきます。
子育てでも、笑顔でにこにこできるお母さんは子育てが上手です。
ガミガミ怒ってばかりだと、子どもは自分はダメな子だと劣等感をもち、伸び悩みます。
ところが、にこにこ笑顔で育てられた子は、親からの愛情を笑顔によって感じ、伸び伸び育ちます。
うまくいくから笑顔になるのではなく、笑顔だからうまくいくのです。
たくさんの励ましの言葉よりも、たくさんの慰めの言葉よりも、かたわらにいる人がやさしくほほえんでいてくれるだけで元気づけられることもあります。
笑顔は、わきあがる幸福の泉です。
★運が良くなる小さな習慣
笑顔で接する!
運が良い人は名前で呼ぶ
わたしたちは、生まれてからこれまで自分の名前を何千回、何万回も聞いきたり、書いてきたり、目にしてきたりしました。
わたしたちにとって、自分の名前はもっとも付き合いの長い、親しみのある言葉です。
ですから、自分の名前をすぐに覚えてくれて、名前で呼んでくれる人にわたしたちは親しみをもつものです。
一流の営業マンは、お客の名前を実によく覚えています。
一度会った人でも、その次に会ったときに名前で呼びます。
すると、お客さんはその営業マンに親しみをもってくれます。
知らない人から買うよりは、自分の親しい人から買いたいと思ってくれます。
学校では、いつまでも自分の名前を覚えてくれない教師に、子どもは決して親しみをもてません。
早く自分の存在を認めてよと、子どもは思っています。
会社でも、いつも「キミ、キミ」と言って用事を言いつける上司に、部下は決して親しみをもてません。
自分はだれでもできる雑用をやらされるだけの存在だと、部下は思ってしまいます。
名前を覚え、名前で呼ぶというのは、たった一人しかいないその人の存在を認め、その人格を尊重するということなのです。
名前で呼び合うことが、互いに尊重しあう人間関係の基本です。
★運が良くなる小さな習慣
相手に名前を大切にする!
運が良い人は人の話をじっくり聞く
人から好かれるコツは、相手の話をよく聞いてあげることです。
自分の話ばかりする人は嫌われます。
そういう人の話は、たいてい自慢話か愚痴だからです
自分だけ一方的に話す人も嫌われます。
そういう人の話は、たいてい説教かマニュアルどおりのセールストークだからです。
好かれる人は、相手と会話しようと努めます。
会話はキャッチボールですから、互いにボールを投げあいます。
そうしながら、人に好かれる人は自分が話すよりも、むしろ相手の話を一所懸命に聞こうとします。
会話しながら、相手を理解しようとするのです。
そういう人は、話を聞きながら、目が輝いています。
「なるほど」と適度にあいづちを打ったり、
「えっ!そうなんですか」と驚いたり、
「と、いうと?」とちょっとして問いかけをしたり、
「実は、わたしも……」と自分のことをちょっとだけ話したりします。
このように、会話では聞き手にまわり、相手のことを努めて理解しようとします。
自分を理解してくれる人を人間は好きになります。
★運が良くなる小さな習慣
話をじっくりきく!
運が良い人は、相手の関心があることに関心をもつ
自分に関心をもってもらおうとするのなら、まず相手のことに関心をもつべきです。
相手の関心がありそうなことを話題にすると、うまくいきます。
野球が好きなのか、本が好きな人なのか、花が好きな人なのか、ちょっと話題を向けてみて関心がありそうかどうかを判断します。
相手の関心のあることを見抜かなければなりません。
普段は無口な人でも、話題が自分の好きなことであれば、どんどん話してくれます。
その人の話を、わたしたちが誠実に関心をもって聞けば、喜んでくれます。
もし、その人の関心があるものが分からないときには、その人自身に関心を寄せることです。
その人を見つめ、その人の名前を呼び、その人自身のことを話題にするのです。
人は自分自身にもっとも関心があるのですから。
「服の色がよくお似合いですね。ご自分で選ばれたのですか」とか、
「字がきれいですね。書道をされていたのですか」とか、
その人のよいところを見つけ、言われてうれしいことを話題にするのです。
★運が良くなる小さな習慣
相手の関心があることを話題にする!
運が良い人は、言い争わない
言い争っているとき、自分の方が絶対に正しく、相手の言うことは間違っていると思い出すようになります。
そして、高慢心がふくれあがり、謙虚さを忘れます。
「あなた、そういうけれどね。本当はこうなのよ」と自分が一段上に立って、相手を言い負かそうとします。
たとえ相手を言い負かしても、相手は自尊心を傷つけられたと感じ、恨みを買うこともあります。
運が良い人は、無敵です。自分に恨みをもつような敵は作りません。
もし、相手が自分の意見と違う意見なら、いったん自分の意見を引っ込めて、言い返すことはやめておきます。
「なるほど、そうかもしれないね。ところでね・・・」
などと話題を変えてしまえばいいのです。
相手が明らかに間違っていて、それによって相手が損をする場合、穏やかに証拠をしめして優しく説明すればいいでしょう。
相手が傷つけられたと感じるのではなく、感謝したくなるようにね。
★運が良くなる小さな習慣
まわりの人とつまらないことで言い争わない!
最後まで読んでくれてありがとうございます。