いい習慣

「幸せを引き寄せる友達」の見つけ方・つきあい方

わたしたちが幸せになるには、「幸せを引き寄せる友達」とつきあうのも、大切なことです。

そこで、「幸せを引き寄せる友達」の見分け方、つきあう心得などをご紹介していきます。

「幸せを引き寄せる友達」とつきあえば幸せになれる!

幸せな人のまわりには、たいてい「幸せを引き寄せる友達」がいます。

たとえ自分の能力がたいしたことはなかったとしても、その友達が幸運を呼んでくれてうまくいくのです。

その友達は見るからに幸せそうです。その人のいる所では、何かいつもいいことがありそうです。

そんな友達といっしょにいれば、あなたにもきっと良いことがあるでしょう。

役に立つ情報を教えてくれたり、いい人を紹介してくれたり、いい仕事をまわしてくれたり……いっしょにいるといいことがたくさんあります。

それだけでなく、「朱に交われば赤くなる」のように、つきあっていると、しだいにあなた自身が幸運な人に変わっていくのです。

PR

「幸せを引き寄せる友達」の5つの特長

では、そんな友達を見つけるにはどうすればいいのでしょうか。

その友達には次のような5つの特長があります。

この5つを参考にして見つけていきましょう。

1 気持ちのいい挨拶や返事をしてくれる。

その友達は、まわりの人を大切にする素直な人です。

ですから、いつも気持ちのいい挨拶や返事をしてくれます。

2 笑顔が多い。

その友達は、よく笑います。

人をバカにするような笑いではなく、人の心をなごませるような微笑や笑顔をよく見せます。

3 感謝の言葉が多い。

ちょっとしたことに「ありがとう」と言ってくれます。

「ありがとう」がその友達の口ぐせです。

4 言葉が前向きで肯定的。

その友達は、「いいですね」「なるほど」「おもしろい」「うれしい」「たのしい」「やりましょう」など、前向きで肯定的な言葉をよく使います。

5 思いやりがあって親切。

ドアを開けてあげるとか、荷物をもってあげるとか、その友達は、人へのいたわりや思いやりをちょっとした行動に表わします。

では、そんな良い友達とどうつきあっていけば良いのでしょうか。

「幸せを引き寄せる友達」とつきあう7つの心得

1 自分自身が良い友達になる。

そんな友達とうまくつきあっていくためには・・・

それは、ズバリ、あなた自身がその人の良い友達になることです。

人は与えたものが返ってきます。

いくら良い友達でも、あなたがしてもらうばかりで何もしてあげなければ、その友達がそのうち何もしてくれなくなっても、あなたから遠ざかってしまっても仕方ありません。

まず大切なことは、あなたが友達から何かしてもらおうと思うのでなく、先にあなたが友達のためにできることを考えることです。

前にあげた特長のような人になるのは、自分を磨き高めていかなければなりませんね。

少しずつでいいのです。

あなたが、まわりの人の良い友達になれば、まわりの人もあなたの良い友達になります。

では、以下に、その心得をもう少しご紹介します。

2 笑顔をあげる。

笑顔は、まわりの人に喜びを与えます。

「笑う門には福来る」。笑顔だといいことがやってきます。

笑顔は人の心を癒し、元気にしてくれます。

ですから、前よりも少しだけ笑顔であいさつをする。

笑顔で返事をする。

笑顔で話を聞いてあげることを心がけましょう。

ときには、鏡の前で「キープスマイル、キープスマイル」と笑顔の練習もやってみましょう。難しいことですね。

でも、あなたが笑顔で接してあげることで、まわりの人もハッピーになれます。

すると、あなたにも笑顔を返してくれます。

あなたが笑顔になれるといいことがどんどん起こるようになります。

3 小さなことにも感謝する。

実は、あなたはまわりの人からいろいろなことをしていただいています。もちろん、友達からもしてもらっているはずです。

ただ、それを当たり前だと思うと自分がしてもらっていることに次第に気づかなくなるのです。

また、この前してあげたことのお返しだと考えしまうと、自分のしたことと相手のしてくれたことを計りにかけて不満をもつこともあります。

ですから、今日から、どんな小さなことにも感謝するクセをつけましょう。

ちゃんと「ありがとう」「ありがとうございます」という言葉で伝えましょう。人に感謝の気持ちで接して、感謝を言葉で表していくのです。

そうすれば、友達との関係はより良くなっていきます。

友達にもあなたにもまた感謝できることが次々と起こります。

4 まわりの人をほめる。

誰かの悪口や陰口を言っても、決していいことはありません。

言葉はブーメランのように返ってきて、思いがけずあなた自身が悪口や陰口の対象になってしまうでしょう。

そうではなく、あなたは人の悪口や陰口は避け、人のいいところを認め、ほめてあげるように心がけましょう。

人は誰でも自分のことを認めてもらいたい、いいところを見てほめてもらいたいと思うものです。

ですから、自分のことを認めてほめられると嬉しいし、ほめてくれた人に好意をもつようになるのです。

ほめるときのコツは、心からほめることです。

その人をよく見て、たとえば、「料理がじょうずですね」「字がきれいですね」「運転がうまいですね」「きれいな〇〇ですね」など具体的なことほめるといいです。

次第にあなたも人からほめられる存在になっていきます。

5 話を一所懸命に聞いてあげる。

自分の話、特に自慢話や愚痴ばかり話す人は嫌われます。

友達との会話はキャッチボールですから、互いにボールを投げあいます。

そうしながら、人に好かれる人は自分が話すよりも、むしろ相手の話を一所懸命に聞こうとします。

好かれるコツは自分のことは控えめにして、相手の関心のあることを話題にすることです。

会話をしながら、その人を理解しようとするのです。

自分の「なるほど」と適度にあいづちを打ったり、「へー、そうなんですか」と感動したり、「と、いうと?」と問いかけたり、「実は、わたしも……」と自分のことをちょっとだけ話したりします。

あなたによく話を聞いてもらった人は感謝して、あなたをもっと好きになります。

そして、あなたの願いをなんとか叶えてあげたい気持ちになるのです。

6 自分の言葉を前向き・肯定的にすること。

後ろ向きな言葉、否定的な言葉、聞いている人を暗い気持ちにさせることがあります。

それよりも、前向き・肯定的を発するほうが明るい気持ちになれます。

まわりの人に対しても、「いいね」「すごいですね」「かわいいですね」「おもしろいですね」「ラッキーですね」などと明るく言ってあげます。

そのほうが喜ばれます。

7 親切なおこない、思いやりのあるおこないをする。

ちょっとした親切や思いやりのあるおこないを勇気を出してするのです。

自分がしてほしいと思うことを人にしてあげる。

これは、聖書にも書いてある愛の黄金律です。

このように愛を実践する人は、まわりの人からも好かれ、神様からも祝福され、幸運と幸福に恵まれてくるのです。

以上、『PHPスペシャル』2008年8月号【10周年記念号】の拙稿記事を改編・加筆してお届けしました。お役立てばうれしく思います。