いい考え方

自分の仕事に価値と誇りを見出す考え方

★☆★☆★☆★☆★☆★☆

意味のない仕事はない
価値のない仕事はない

★☆★☆★☆★☆★☆★

「何のために働くのか?」とは、誰もが考えざるを得ない問いです。

「何のために働くのか?」という問いを前向きに考えるために、今日は1冊の本をご紹介します。

福島正伸著『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』です。

福島さんは、人材育成や組織活性化や新規事業立ち上げた地域活性化支援の専門家です。

世の中で輝いて仕事をしている多くの人に出会い、こういうふうにおっしゃっています。

「つまらない仕事はありません。
仕事をつまらなくする考えがあるだけです。

意味のない仕事はありません。
意味のない仕事にしてしまう考え方があるだけです。」

それをわかりやすく説くために、この本では題名のとおり3つ話が紹介されています。

第一話 人であふれた駐車場

ある駐車場の誰からも愛された管理人さんの話

第二話 日本一のタクシー会社

日本一をめざすタクシー運転手さんの話

第三話 警察で講師をつとめるペンキ屋

人を感動させる最高の仕事だと気づいたペンキ屋さんの話

どれも感動的ないい話です。

これらの話に出てくる主人公たちは、著者の福島さんが出会った実際の人物です。

他にも共通点があります。

それは、彼らが自分の仕事に誇りともち、自分の仕事を誠意をこめて果たしているということ。

そして、自分の仕事を通して、他の人に喜びを与えているということです。

私も、これらの話を読んでひとりの人を思い出しました。

以前勤めていた学校のスクールバスの運転手Nさんです。

バスの運転手という仕事は、たくさんの命を預かっています。

事故をおこせば、大変です。

時間に遅れるわけにはいかないので、四六時中気を使っていなければなりません。

それに子どもだけ乗るバスというのは、一般の路線バスの何倍も騒々しいのが普通です。

些細なことでケンカをして泣いたり、降りるべきバス停が来ても寝過ごしてしまったりする子もいます。

普通なら、疲れて神経が参っても仕方ないでしょう。

そんな仕事を早朝と夕方、毎日毎日・・・。

しかし、Nさんはいつもニコニコしていました。

「おい、〇〇ちゃん、今日、水筒忘れよったろうが。今日は、忘れんようにせんば」

そんなふうに子どもに長崎弁で気さくに声をかけます。

「〇〇ちゃん、今日は、水曜日やっけん、お母さんが車で迎えに来る日じゃなかとね?」

「今日は、お母さん、来れんと。バスで帰りなさいって言われよっとよ」

バスに乗る子どもの名前は全部覚えているし、誰がどこでおりるか、特定の曜日には乗らないという情報までも頭に入っていました。

それは彼がバスを運転する仕事が好きだったのかもしれません。

きっとそうでしょう。

しかし、それだけではないのです。

Nさんがバスを運転しない時間は、他の仕事がありました。

校舎の修理。校庭の木の伐採・草抜き。(便所)掃除など

時間的には、そちらの方が仕事が多いのです。

そういう仕事の間も、Nさんの表情は、いつも朗らかでした。

それは、Nさん自身の内面が、そのまま表情に表れていたように思います。

どんな仕事であっても、Nさんは、自分の仕事に誇りともち、自分の仕事を誠意をこめて果たしていたからだと思います。

そして、自分の仕事を通して、他の人に喜びを与えていたからだと思います。

どんな小さな仕事にも価値があります。

それは積もり積もって大きな価値につながっています。

でも、小さな1つの仕事だけでも価値があるのです。

どんな小さな仕事も、人の喜びになります。

それは積もり積もって大きな喜びにつながっています。

でも、小さな1つの仕事だけでも、人を喜ばせられるのです。

それをよく知っている人は、どんな職種の人であっても、自分の仕事に誇りをもち、自分の仕事を誠意をこめて果たすことができるのだと思います。

自分の仕事で人に喜びを与えよう。

自分の仕事に価値と誇りを見出ことができます。(^.^)

出典:福島正伸著『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』(きこ書房 )