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逆境にあるときどうするか。
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「運命を引き受け、人を愛しなさい。それが、自分を大切にすることです。」
『働く君に贈る25の言葉』の著者、佐々木 常夫さんには、すごいひとです。
自閉症の長男を抱え、妻が肝臓病で何回かの入院を繰り返す中うつ病を併発し、7年間で40回もの入院をし、3度の自殺未遂をすることになったそうです。
このような家庭状況で、会社は大阪・東京と6度の転勤、破綻会社の再建やさまざまな事業改革など多忙を極めました。
朝、子どもの弁当をつくるなど家族を守るためには、どうしても家に早く帰らねばなりません。
そのため部下もご自身も毎日定時の6時に退社。
このような厳しい状況で、佐々木さんは、仕事を徹底的に効率的に進めるためにはどうしたらよいのかを必死に考えることで、乗り切っていかれます。
そして、次々と大事業を成功させ、業績を高めていくのです。
その実績が認められ、2001年、東レ同期トップで取締役となり、2003年、東レ経営研究所社長、2010年より東レ経営研究所特別顧問になっていらっしゃいます。
「運命を引き受け、人を愛しなさい。それが、自分を大切にすることです。」
逆境のなか、仕事も家族も投げださずにどちらにも力を尽くしてきた佐々木さんの言葉だからこそ、説得力があります。
家族の病気など、何か自分に辛いことが起こると、どうして自分ばかりこんな目に会うのか、と思ってしまいがちです。
佐々木さんも最初はそうだったそうです。
でも、与えられた試練だと受け入れるといくらか楽になります。
神様は私たちに乗り越えられる試練しか与えません。
その試練に立ち向かうことで私たちは成長していけます。
だいじょうぶ。
苦しいけれど、きっと乗り越えられるのです。
運命を受け入れ、人を愛そう。
その先に自分の成長と大きな幸せがある。(^.^)
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【出典】佐々木常夫著『働く君に贈る25の言葉』(WAVE出版)