いい考え方

壁や限界にしばられずにチャレンジしていく考え方

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時代を変える5%の人の話

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『5%の人 時代を変えていくとっておきの人間力』という本を読みました。

面白くて、ためになる本でした。

著者は、「読書のすすめ」店主、清水克衛さんです。

NPO法人「読書普及協会」理事長でもあり、『エチカの鏡』をはじめ『王様のブランチ』『DON!』『火曜サプライズ』などのテレビに出演して大人気の方でもあります。

さて、「5%の人」とは、どういう人でしょう。

清水さんは、その「5%の人」を「新しい一匹の金魚」にたとえられます。

はて?どういうこと?

と思われるでしょうからご説明しましょう。

たくさん金魚がいる水槽に、左右半分を仕切るガラスをおいて、金魚たちを右側半分に集めます。

そして、パラパラパラとえさを左側にまきます。

すると、金魚たちはえさを求めて左側に行こうとします。

しかし、透明のガラス(壁)に阻まれて、頭を打ちつけ、何度も痛い思いを繰り返すのです。

そういう状態で、金魚たちを数ヶ月飼育した後、仕切りのガラスを取り除きます。

しかし、金魚たちはもはや左の方に行こうとしません。

えさを左側にばらまいても同じことです。

決して向こうには行けない、自分の行動を阻む見えない壁があると思い、みんな、安全地帯である右側を動こうとしないのです。

さて、この状態を解決するには、どうすればいいのでしょう。

それはカンタン。

新しい金魚を一匹、水槽に入れればいいのです。

ガラス(壁)の存在を知らないその金魚は、なんのためらいもなく、どこにでもえさを食べに行きます。

それを見た残りの金魚も、その行動をまねて、えさを食べに行くようになるのです。

その新しい金魚こそが「5%の金魚」だそうです。

無知なのかもしれませんが、その世界の常識や限界にとらわれない金魚なのです。

清水さんによると、「5%の人」とは、この金魚のように、魅力的で大衆の意見に左右されない人」です。

「さらには人を喜ばれることが大好きで、それを自分の喜びに変えられる、人間力がみなぎっている人」

まわりに「そんなことできるわけがない」と言われても、最後まで自分の信じた道を貫くことができる人。

エジソン、マザー・テレサ、坂本龍馬、松下幸之助など、「偉業を成し遂げたような人」だそうです。

この本は、そんな人の生き方から積極的に学び、そんな人になる道を薦めているのです。

そうは言われても・・・そんな立派な人にはなれない、と思う人もいらっしゃるかもしれませんね。

わたしも、みんながみんな、歴史上に名を残す偉人にならなくてよいと思います。

普通の人で、十分に価値ある人間ですから・・・。

でも、これまでの常識や自分が作っている壁を理由に、「これは無理」「できない」と自分の可能性に自分で限界を作るのは、バカらしい。

もしかしたら、もはや壁は存在しないのかもしれません。

たとえ壁があっても、「どうしたらいいのか」「どうしたら(向こうに行くことが)できるか」と前向きに考えてみる。

すると、道は開けるのです。

「どうしたらできるか」を前向きに考えよう。

(常識を超える)いいアイディアが出てくるものですよ。(^.^)

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【出典】清水克衛著『5%の人 時代を変えていくとっておきの人間力』

立地条件の悪い場所に「読書のすすめ」という本屋を開き、お客さんに熱心に本をすすめていたら、斎藤一人さんがやってきた話など面白い話もでてきます。