「あいさつ」って本当に大事です。
あいさつは魔法のように、人の気持ちや人間関係を変えるという話です。
さわやかな子どもたち
いま、ある地方の町に来ています。
住宅街を自転車で人通りの少ない道を走っていると、すれ違う子どもたちがよく挨拶をしてくれます。
「こんにちは」
全然知らない子です。
最初は、ちょっとびっくりしましたが、
「こんにちは」
と返すと、子どもたちもうれしそうです。
たぶん学校や家庭で、「道で会った人にも挨拶をしましょう」と教えられているのでしょうけれど、小学生だけでなく、中学生、高校生も挨拶するので、感心です。
あのさわやかな子の態度いいなあ、この街いいなあ、と好感をもつようになります。
好感度ランキングトップのCM
ところで、CM総合研究所が、2011年上半期のCM好感度ランキングを発表したところ、ACジャパンのCMがトップだったそうです。
「思いやりは誰にでも見える」
「こだまでしょうか」
の他に、「あいさつの魔法。」という歌もCMもあります。
「あいさつの魔法。」
こんにちは(こんにちワン)
ありがとう(ありがとウサギ)
こんばんは(こんばんワニ)
さようなら(さよなライオン)
まほうのことばで
たのしいなかまがポポポポ~ン
おはよう(おはよウナギ)
いただきます(いただきマウス)
いってきます(いってきまスカンク)
ただいま(ただいマンボウ)
ごちそうさま(ごちそうさマウス)
おやすみなさい(おやすみなサイ)
すてきなことばで
ゆかいななかまがポポポポ~ン
こんにちは(こんにちワン)
ありがとう(ありがとウサギ)
ほんの一言、あいさつをするだけで、心と心が通い合うものですね。
はじめは、あいさつから始まって、友達や仲間ができていくものです。
「あいさつにまつわる いい話」最優秀賞受賞作品
次にご紹介するのは、青少年育成富山県民会議主催の平成21年度「あいさつにまつわる いい話」最優秀賞受賞作品(抜粋)です。
題名「『あいさつ』は魔法の言葉」 高岡市 5年 真壁 里奈さん
朝のさわやかな空気をすって、大きな声で「おはようございます」とあいさつすると、すぐに「おはようございます」とあいさつが返ってきます。
ふだんはあまりおしゃべりをしない人とでも、あいさつをすることによって
話をすることができます。久しぶりに会った人とは、
「今、何年生になったがけ。しばらく見んうちに大きくなったね。」
と話は続きます。また、初めて会った人とでも、
「今日も、あつくなりそうやね。学校のプールに行かんなんね。」
と話は続きます。
「おはようございます」とあいさつをするだけで、1年ぶりに会った人とでも初めてあった人とでも、話ができるのは何ともふしぎなことです。
「あいさつ」にはすごい力があるんだなとつくづく思いました。
人はひとりでは生きていけません。たくさんの人にお世話になり、またお世話をしてあげて生きています。
そして、そのかけ橋になる第一歩が、「あいさつ」だと思います。
「あいさつ」から始まり、少しずつコミュニケーションを深めることによって、理解しあえるようになるのでしょう。
あいさつをすることで、わたしの心も相手の心もさわやかになります。
「あいさつ」は魔法の言葉だと思います。
だから、「おはようございます」だけではなく、「こんにちは」や「こんばんは」もうまく使って、たくさんの人にさわやかな風を送りたいと思います。
私たちにも使える魔法があります。
それは、あいさつの魔法。
心を打つ名言を言う必要などなく、当たり前の言葉で、顔を顔を合わせて「あいさつ」するだけで、心に響きます。
心がさわやかになります。
ああ、いいなって思えます。
幸せな気持ちになれます。
「あいさつ」は心が元気になる魔法の言葉です。(^.^)
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【出典】 「あいさつの魔法。」AC JAPAN CM より
青少年育成富山県民会議主催 平成21年度「あいさつにまつわる いい話」最優秀賞受賞作品