前から気になっていた『人生がときめく片づけの魔法』という本を先日、読みました。
五歳のときから片づけ研究をしている、片づけコンサルタントの近藤麻理恵(こんまり)さんが、
「一度片づけたら絶対に元に戻らない方法」
を教える本です。
その方法をカンタンに要約すると・・・・
うまくいく!2つのポイント
うまくいく片付けは、次の2つがポイントです。
1、モノを一気に捨てること
2、収納場所を決めること
少しずつではダメ・・「一気に捨てる」というのが、ミソのようです。
そのための考え方、方法がこの本には詳しく書いてあります。
たとえば、こんなやり方です。
1.モノを捨てるか捨てないか決めるために、全部を床に並べる。
2.一つひとつ、手でさわってみて判断するのだそうです。
そのとき、「ときめき」があるかどうか?が大事なポイント!
◎この服に自分は「ときめき」を感じる!自分の人生を幸せにしてくれる「ときめき」がある!➡であれば、自分の元に残しておきます。
✖ときめきを感じない・・・➡であれば、「お役目ご苦労さま、いままでありがとう」と言ってゴミ袋に入れる、というのです。
こういうやり方で、一気に、どんどん片づけていくのです。
なるほど、これは女性には受けそうな方法だなと思いました。
片付けを通して自分と向き合う
私が特に面白いなと思ったのは、
「片づけを真剣にしていると、瞑想状態とはいかないまでも、自分と静かに向き合う感覚になっていくことがあります。」
という文章でした。
私は、毎年、泊りがけの長い默想会に参加するのですが、片づけって、ちょっとだけど、似ているなと思いました。
默想では、モノではなく、神と対話しながら自分と向き合います。
自分とじっくり向き合うと、自分が執着しているつまらないモノ、自由な心を縛り付けているものが見えてきます。
そして、それを捨てる。
すると心がスッキリして、目が開かれたようになります。
自分が幸せになる方向が明確になっていくのです。
「わしは、人類のために働くべきだった。
社会の幸福のために働くべきだった。
人に尽くし、やさしい心をもち、人のあやまちを許し、
すすんで人を助けるべきだったんだ。
わしのなすべき仕事を広い海にたとえれば、
自分の金もうけなんか一滴のしずくにしかすぎなかったよ!」
チャールズ・ディケンズ作『クリスマス・キャロル』より
このような言葉が胸に染みることもあります。
モノを片づけながら自分と向き合う。
自分の本当の幸せって何だろうと考える。
本当に人を幸せにしてくれるものを大切にしていく。
そういう作業をしながら自分と向き合うことで、私たちの人生は、きっと変わっていくのだと思います。
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【出典】近藤麻理恵著『人生がときめく片づけの魔法』
確かに、この方法だとうまくいきますね。世界中でミリオンセラーの本です。