▼ものすごく仕事ができる人の習慣についての話です。
『同業の弁護士から「どうしてそんなに仕事ができるの」と言われる
私の5つの仕事術 』という本を読みました。
弁護士でなくても、役に立つ仕事術が紹介されています。
著者は、谷原誠さん。現在、18人の弁護士、11人の事務員を抱える事務所を共同経営しながら、個人会社も経営。
弁護士としては、幅広いジャンルの案件を年間250件(2010年実績)担当。
25冊以上を執筆したベストセラー作家、「報道ステーション」「スーパーJチャンネル」などのテレビ番組での法律の解説など、多方面で精力的に活躍中の方です。
弁護士仲間から、「どうしてそんなに仕事ができるの」と聞かれることが
多々あり、この本でその秘訣を明かしていらっしゃるのです。
▼読んでいると、私と同じような考え方の本でした。
「一瞬で頭脳明晰になる方法も、一瞬で仕事を片付けるテクニックなどない」と断った上で・・・
「では、仕事ができる人と、できない人の違いは何か?それは、『習慣の違い』です。」
と谷原さんは、おっしゃるのです。
私もそう考えます。
良い仕事をしていくには、良い習慣が大切です。
ただし、良い習慣は一朝一夕には身につきません。
日々のコツコツとした努力の積み重ねによって形成されるものなのです。
けれど、良い習慣が形成されると、次第に仕事力がアップし、成功や夢の実現がますます可能になっていくのです。
▼では、谷原さんが提唱する5つの仕事術(習慣)とは、何か。
それは、5つの力がキーワードとなっています。
すなわち・・・
「行動力」「先見力」「相手力」「危機管理力」「ブランディング力」
これらは、弁護士でなくても、たいていどの仕事にも必要な仕事力でしょう。
▼ところで、「相手力」というのは何?
と思われた方がいらっしゃるかもしれませんね。
「相手を利用して、成功を収めるの?」
と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
「相手力」というのは、谷原さんによると、
「常に『相手ワールド』で考えていく能力」のことです。
▼一般的に、仕事を通して私たちは、相手(お客様)の問題を解決したり、相手(お客様)にサービスや商品を提供したりします。
そうして、相手(お客様)に喜んでいただくわけですね。
けれど、もし相手(お客様)の気持ちを軽視して、自分本位で仕事をしていけば、どうなるでしょう。
たとえて言えば、コーヒーを飲みたいと思っている人に、勘違いしてコーラを出したり、
ラーメンを食べたいと思っている人に、麺が切れているからと野菜スープを出したりするようなものです。
相手を喜ばせるどころか、怒らせるかもしれませんね。
▼相手(お客様)の話をよく聞くこと。
相手を理解し、共感していくこと。
相手の立場に自分を置いて考えていくということ。
そうすれば、もっと相手に喜んでいただけるような仕事ができるはずです。
自動車王ヘンリー・フォードは言っています。
「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力のことである」
▼私たちも、
●常に「相手ワールド」で考える
これを心がけると、仕事のやり方も人間関係も次第に変わってくるでしょう。
仕事も人間関係も前よりもっとうまくいくようになると思いますよ。
相手の立場を理解し、相手の立場から物事を見てみる。(^.^)
【出典】谷原誠(著)『同業の弁護士から「どうしてそんなに仕事ができるの」と言われる私の5つの仕事術 』
どの職種の人にも参考になる仕事のやり方です。